Razerのゲーミングクッション「Razer Freyja」レビュー:没入感サイコーだけど限界も感じた
没入感。ここ数年、非常によく耳にするようになったワードの1つです。ゲームでも音楽でも、ここにはない世界にどれだけ入り込めるかに人々は価値を感じるのでしょう。ゲーム業界において没入感は今やキー要素であり、映像や音のリアルさ以外で世界観を高める術が求められています。 【全画像をみる】Razerのゲーミングクッション「Razer Freyja」レビュー:没入感サイコーだけど限界も感じた そう、たとえば振動するクッションとかね。 米Gizmodo編集部が、Razerのゲーミングクッション「Razer Freyja」を使ってみました。使った瞬間、感動するらしいです。 2週間前のこと、いつもと同じように椅子に座って、ヘッドホン着けて、『サイバーパンク2077』をプレイしていました。でも、いつもの感覚とは全く違う…。ナイト・シティの街を飛び回り、ジャッキーのバイクが速度を上げるのを肌で感じる空気感。雨が顔を打つのがわかった気すらしました。 そう、いつもと同じゲーム環境でしたが、1つだけ違ったことがあったのです。それは、いつもの椅子の上にゲーミングクッション「Razer Freyja」を置いていたこと。 クッションを使ったゲーム体験による興奮は大きくて、ゲームを止めてソッコー編集部にいた同僚に話しかけました。 今まで使ったなかで、多分一番クールなやつきた! 同僚の返答は味気なくて「なんで? そんなにそのヘッドホンいいの?」でしたけど。 300ドル(約4万6500円)のRazer Freyja(日本の価格未発表、発売日未定)は、使った瞬間夢中になると言っても過言ではないはず。ゴツいガジェットを装着することなく、シューティング系やレース系ゲームの世界観を、あの胸に響くような振動とともに味わうことができるのですから。ハプティック仕様のゲーミングチェア、ゲーミングクッションは、特定のゲームが好きな人には本気でおすすめしたいですね。 みんなにおすすめしたくなるゲーム体験なのはさておき、すべてが完璧とはいいません。感動のゲーム体験と比較すると小さいことではありますが、気になるところも。一番のネガティブポイントは、クッションをコンセントに繋ぐ必要があること。しかも、クッションのコードが短いこと。これ、延長コード必須です。 あとは、ソフトウェアの設定が面倒くさいこと。300ドルという価格も気軽に導入できるものではありませんが、これは、今後対応ゲームが増えてハプティック仕様が安定すればありになる気がします。