日経平均の行方を占う2月5日、アメリカ2つの「重要指標」
連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で4会合連続で金利を据え置いた(写真:ブルームバーグ)
2月2日の日経平均株価は前日比146円高の3万6158円で引けた。3万6000円を挟んで頭打ち状態が続いている。 テクニカル的には微妙な状況で、需給面でも微妙な状況である。ただこの先、アメリカの景況感回復とともに、同国の金利高を米国株市場が好感するならば、日本株にはベストな状況になってくるだろう。2月9日にはSQ(特別清算指数)算出があるが、ここまでは思わぬ価格変動の可能性があることは認識しておく必要がありそうだ。 東証プライムの騰落レシオは1月31日に137.9%まで上昇したが、超過熱の目安は140%以上であり、今後も上昇の余韻が残るか微妙な状況だ。日経平均は月末・月初がボトムあるいは天井となりやすいパターンが続いており、1月の上昇を勘案すると、年金基金などが資産ポートフォリオ配分を調整する「ヘアカット」効果が今回も出た可能性が高い。
本文:2,967文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
木野内 栄治