【ローズS】フレミングフープ飛躍の秋へ 減点なし、左回り経験アリの成長確かな上がり馬にタイトル奪取の期待
「ローズS・G2」(15日、中京) 実績馬に加え、夏に急成長を遂げた好素材が顔をそろえた秋華賞トライアル。データ班が注目するのはフレミングフープだ。前走で1勝クラスを突破したばかりだが、ポテンシャルは見劣らない。名門・友道厩舎が送り込む素質馬が、一気に3歳牝馬戦線の勢力図を塗り替えるか。 ▼傾向(過去10年) 秋華賞TR。本番を占う一戦で、過去10年でローズSをステップにした馬の本番成績は〈1・4・6・48〉。なお、このレースの1着馬は本番で②⑥不④③⑧⑬③⑤②着(不は不出走)。 ▼人気 1番人気〈3・2・1・4〉 2番人気〈1・2・2・5〉 3番人気〈1・0・1・8〉 4番人気〈1・0・0・9〉 5番人気〈1・0・1・8〉 ▼ステップ オークス〈6・2・3・34〉 その他重賞〈0・1・0・17〉 OP競走〈0・0・0・3〉 準OP〈0・0・0・3〉 2勝クラス〈0・2・5・24〉 1勝クラス〈4・4・2・43〉 未勝利〈0・1・0・4〉 オークスからの参戦馬が6勝と優勢。夏の上がり馬で勝利を収めた4頭中3頭は、0秒2以上の差をつけて1勝クラスを制しての臨戦だった。 ▼前走着順 1 着〈6・5・3・49〉 2 着〈0・2・1・10〉 3 着〈0・0・0・5〉 4 着〈1・1・3・6〉 5 着〈1・0・2・5〉 勝ち馬8頭が5着以内で、負けても勝ち馬から0秒5差以内だった。 ▼前走人気 1番人気〈2・4・6・39〉 2番人気〈3・2・0・18〉 3番人気〈0・2・2・9〉 4番人気〈3・0・0・8〉 勝ち馬8頭が4番人気以内。 ▼所属 美 浦〈1・2・1・13〉 栗 東〈9・8・9・116〉 出走頭数に違いはあるものの、中心は栗東所属馬でOK。 ▼実績 勝ち馬9頭が芝で2勝以上をマークしていた。 ▼決め手 勝ち馬8頭が前走の4角を3~5番手で通過するか、最速上がりをマークしていた。 ▼注目馬 減点なしは2頭。中京開催では左回りの実戦経験がある馬が活躍していた点から、当欄ではフレミングフープを推奨する。成長確かな上がり馬が一気にタイトル奪取といく。(記録室) ◆友道師「体がだいぶしっかりしてきた。3走前を勝つ前にノドの手術をして、それが効果てきめんだった。前々回は馬場が悪かったが、前回はああいう勝ち方ができた。今回も同じ舞台だし、良馬場でやれればチャンスはあると思う」 〈1週前診断〉栗東CWで6F79秒6-11秒5(一杯)。アドマイヤテラ(3歳2勝クラス)に半馬身遅れたが、6Fで4馬身追走してのもので心配はない。動きには活気があり、前走の勢いをキープしている。