フェルスタッペン、F1キャリアはすでに折り返し?「400戦も戦うつもりはない」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今週末の母国戦オランダGPで記念すべきF1通算200戦目を迎えるが、彼はすでにF1キャリアが折り返しを過ぎていると考えている。 【動画】20年でF1マシンはどれだけ変わった? 雨のシルバーストンでレッドブルが走行比較 2015年にトロロッソからF1デビューしたフェルスタッペンはこれまでに199戦に出走し61勝、107回の表彰台獲得をマーク。3度のチャンピオンに輝いている。 ただ彼は、F1への情熱がなくなったらいつでもF1レースをやめると公言している。彼はすでにレッドブルと長期契約を交わしているが、2028年末までの契約を満了しない可能性さえ指摘されている。 そして実際、自身がF1での400戦目を迎えることはないだろうと語った。 「もう半分を過ぎているのは確かだけど、すでに信じられないようなキャリアをしている。200レースという感じはしないけれど、1年にたくさんのレースをこなしているから、あっという間にレース数が増えてしまうんだ」 現在26歳のフェルスタッペン。今のF1のレース数を考えると、10年以内に引退になる計算だ。前述のようにすでに2028年までレッドブルと契約を交わしているフェルスタッペンは、次の契約についてはまだ何も考えていないという。 「2028年は遠いね」 「今のところ、新しい契約のことは考えていない。どうなるか見てみたいし、新しいレギュレーションが楽しいかどうか確かめたい」 「2026年、2027年にも、どうなるか決める時間はたくさんある。僕はすべてをオープンにしているし、かなり気楽に考えている」 かねてより、ル・マン24時間レース参戦への興味を公言しているフェルスタッペンは、将来的には”他の機会”も検討すると付け加えた。 「今のところ、F1と他のシリーズを組み合わせるのは難しい。レースがたくさんあるからね」 「F1を止めたら、他のことをしてもっとリラックスしたい。もっと家にいるだろう。何かに出て競争するときには上手くやりたいし、勝ちたいからね」 フェルスタッペンは直近4戦で勝利がないものの、ランキング2番手のランド・ノリス(マクラーレン)に78ポイント差をつけてチャンピオンシップをリードしている。 オランダGPがF1カレンダーに復帰した2021年から、フェルスタッペンは3連覇を記録しているが、今週末にその記録が途絶えてもさほど気にしていないという。 「現実的でいる必要がある。レースに勝てるのであれば、もちろんそれを目指すし、チャンスがないのであれば、それはとてもシンプルだ。勝利に値しないということだし、次に進み、より良い結果を出そうとする」 「週末を通して自分たちがどのような状態にあるのか、ただ待つしかない。昨年はもっと自信を持って優勝を狙っていたけれど、今シーズンはもっと競争が激しくなっている」 「僕らとしては、より良いマシンバランスを見つけるために、まだ改善しようとしているところだ。ここから、より良いバランスを見つけることができればいいね」
Ben Hunt