ワークマン最高峰の防寒性と防水性「イージスフュージョンダウンジャケット」が売れ続ける理由
山田: そして、打ち合わせのときにたまたま僕が着ていたアウトドアブランドのヴィンテージのフィッシングジャケットが着想源となって、背面にポケットが加えられました。
羽倉: 背面のポケットは、スポーツをするときにペットボトルを入れるなどして活用されているお客様が多いようです。また、店舗でお客様と話していて、「ここにポケットがあるんですよ」とご説明すると、「そんな便利な機能があるのか」と、驚かれることがよくあります。
羽倉 また、大容量でタブレットやペットボトルが入れられるストレッチ素材の内ポケットも、とても好評です。
山田: この内ポケットは僕もよく使っています。大きめの封筒を入れられますし、落とすことはまずありません。
某人気テーマパークのスタッフアウターに採用
山田: 2022年秋冬に、現在と同じ「イージスフュージョンダウンジャケット」という製品名に変わります。 羽倉: それまで、中わたはダウン100%でしたが、どうしてもムレと水に弱いというデメリットがありました。たとえば、現場作業で汗ばんだまま放置していると、ダウンが湿気でぺちゃんこになってしまうことがあります。 ですが、ダウンと発熱中わたをミックスさせたフュージョンダウンならば、ダウンの特性であるカサ高さと、発熱中わたの特性である保温性と扱いやすさの「いいとこ取り」ができます。 山田: 現在、「イージスフュージョンダウンジャケット」はどういったシーンで着用されているのでしょうか? 羽倉: 防寒性が高いので、北海道、東北、北陸などの寒さが厳しい地方で強い支持をいただいています。 実は2022年から、とある大人気テーマパークのスタッフさんの防寒アウターとして、「イージスフュージョンダウンジャケット」のブラックを採用していただいているんです。
羽倉: デザインや仕様などは市販品とまったく同じで、胸のところにそのテーマパークのロゴが入っています。 「イージスフュージョンダウンジャケット」の機能性の高さを評価していただいたことに加え、制服として採用されるためにはその製品が長い期間販売されていないといけませんから、そういった点でも非常にうれしかったです。 山田: 古着だとよく、メーカーやお店などの企業ロゴが入ったアイテムがありますよね。そういったアイテムは現在非常に人気が高く、企業ロゴアイテムを専門に扱う古着屋さんもあるくらいです。数十年後、そのテーマパークのロゴが入った「イージスフュージョンダウンジャケット」に、古着として古着屋さんで出会えたら面白いですね。