男子ゴルフ・松山英樹選手が優勝 “アメリカツアー”今季開幕戦…共にツアー転戦した男の夢「日本のジュニアゴルファーを世界へ」
松山英樹とともにツアー転戦
(Q.松山選手とPGAツアーに参戦してからはどうだったのですか?) 進藤氏: 松山選手が一番苦労したのは、芝質の違い。アプローチでアメリカの芝に慣れるまで、2年ぐらいかかりました。毎日何時間もアプローチ練習をしていても、2年かかったのです。 ただ、初めて世界ランキングのトップ10に入ったころから、威風堂々というか、存在に迫力が伴ってきた気がしました。 そして、「これまで外国勢に圧倒されてきた日本ゴルフだったのが、松山英樹に圧倒されているのを見た」ときに、なんとも言えない熱くこみ上げてくるものがありました。これが大きなきっかけとなったのです。「日本のジュニア達をこの舞台に立たせたい…。」
世界を目指せる経験を日本のジュニア達に!
進藤氏: 松山英樹選手とともに戦って得た経験は、帰国してキャディーをすると、自分が担当する選手にしかフィードバックできない。もっと多くの人に伝えたい気持ちが強く、世界基準のジュニアの大会を開催しようと、時間がある限り縦横無尽にかけずりまわりました。ゴルフ大会って、めちゃくちゃお金がかかるのです。看板1枚造るのにもすぐに10万円単位で…(苦笑)。 自分が主催者になってみて、ツアーを支えてくださるスポンサー企業やボランティアの皆さまのありがたさを重ね重ね感じています。 ※画像は進藤大典氏より提供 【執筆:フジテレビ 解説委員 小泉陽一】
小泉陽一