大学へ入学金と授業料「130万円」を振り込みましたが、そのあと第一志望校に合格したため「辞退」したいです。費用は返還されるのでしょうか?
授業料も返還してもらえないときは専門家に相談することも選択肢の一つ
大学が授業料の返還に関してホームページなどで明記していないにもかかわらず返還してもらえないときは、一度専門家へ相談してみることも検討しましょう。法的な観点から、授業料の返還が可能かを判断してくれます。 また、専門家が間にはさまることで、学校側とのやり取りもスムーズになるでしょう。ただし、大学側が一切返還に応じないため納得できず、裁判を起こしたい場合は費用がかかります。進学のための費用も考えて、どこまで求めるかは考えておきましょう。
入学金は返還されないケースが多いが、授業料なら返還される可能性が高い
過去に最高裁判所で「入学金は入学する地位を得るための対価」と判断が下されたように、入学金は一度納付すると返還してもらえないケースが少なくないようです。一方、授業料は3月末までであれば、手続きをすると返還してもらえる可能性があります。 入学金や授業料の返還に関しては、大学のホームページに書かれているケースもあるので、よく確認しておきましょう。授業料の返還について記載されていないにもかかわらず、大学側が返還要求に応じないときは、専門家への相談も選択肢の一つです。 出典 裁判所 裁判例検索 裁判例結果詳細 事件番号 平成17(受)1158 不当利得返還請求事件 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部