15年ぶり国政復帰の河村たかし氏「ありがたゃあけど使命感」 衆院選当選一夜明け
第50回衆院選の愛知1区で当選した日本保守党共同代表で元名古屋市長の河村たかし氏は一夜明けた28日、名古屋市内の事務所で「ありがたゃあもんだけど、使命感を感じますね、総理になるのもそうだし」などと喜びを表した。一方、同党の獲得議席が3議席となったことについては「ちょっと悔しいわね。やっぱ5議席を何としても取りたかった」と述べた。 【動画】日本保守党・河村たかし共同代表「75歳だけどなんか文句ある?」 衆院選・愛知1区当選確実の報道でコメント(2024年10月27日)
日本保守党の知名度不足も「巨大な一歩、産みの苦しみ」
未明まで選挙結果を見届けて「ヒャーボール(ハイボール)を飲んでよく寝た」という河村氏は、事務所の机で自身の当選を報じる新聞各紙に目を通し、選挙結果を振り返った。 同党は河村氏の他、比例東海ブロックと近畿ブロックで1人ずつが当選したが、関東ブロックでは当選者を出せなかった。その要因について河村氏は「(今年7月の)都知事選に出られなかった(候補者を擁立できなかった)」ことによる知名度不足や経験不足が大きいとした上で、今回の衆院選を「第一歩としては巨大な一歩、産みの苦しみ」と総括した。
首班指名「石破さんと書くのはいくら何でもにゃあ」
自民党の惨敗を招いた裏金問題については、議員の家業化が根本にあるとして「議員のボランティア化を進めない限りはずーっと続く」と持論を展開。 一方、躍進した旧民主党系の立憲、国民の両党に対しては「(自身の旧民主党時代の)仲間もようけおるので、仲良くやろまいという人もおる」としたが、「財務省の言うがままでいかん。銀行に余っているカネをもっと使いやすくしようなどと言うならまた別」と是々非々で臨む態度を示した。減税日本として一度は連携していた日本維新の会についても「日本が財政危機だと思っている」として距離が縮まっていないことを示した。 その上で、首班指名については共同代表の百田尚樹氏ら幹部と相談して決めるとしたが、「石破さんと書くのは、いっくら何でもにゃあと思いますよ」と述べた。 (関口威人/nameken)