目覚ましのアラームを「複数回かける」のは"疲れを倍増"させる...?ストレスが溜まりやすい、太りやすい等の可能性も
遅刻しないように、と小刻みにいくつも携帯のアラームをかけるという人は少なくない。先日、ある看護師がTikTokに「複数のアラームをかけない方がいい理由」を投稿し、人々の関心を集めた。 【写真】睡眠のプロが解説する、快眠&朝すっきり起きられる16の習慣
なぜアラームを複数かけないほうがいい?
TikTokに「朝に複数のアラームをかけない方がいい理由」を投稿した、看護師のジョーダン・ブラスさん。「毎朝いくつものアラームをセットする人にとっては、良くない知らせがあります」と語り、その理由をこう説明した。 「毎朝、複数のアラームで目を覚ますと、急速眼球運動(レム睡眠)サイクルが乱れてしまい、結局は睡眠慣性(睡眠から覚醒状態への切り替えができず、ぼんやりしている状態のこと)や、眠気の増加、疲労感、気分の落ち込みを引き起こし、コルチゾール(副腎皮質から分泌されるホルモンで、心身がストレスを受けると急激に分泌が増える)値も上昇してしまいます」 ブラスさんによると、アラームが鳴り響くたびに “闘争・逃走反応(戦うか逃げるか反応)”を引き起こし、それが身体にとってストレスとなるという。さらに、睡眠不足によって体に緊張が高まることで、体重増加にもつながるそう。 同動画は2024年8月13日時点で、約1,028万回も再生されており、110万以上の「いいね!」と1万4,000件以上ものコメントが寄せられている。実際にアラームを複数かけていたり、スヌーズ機能(アラームを停止しても、しばらくすると鳴り始める機能)を使っている人からは、このようなコメントが寄せられた。 「そもそもアラームひとつで起きられるなら、こんなにたくさんかけない」 「いくつかアラームをかけておかないと、うっかり寝てしまう。朝のシャワーを浴びれず、仕事にも遅刻してしまう。結果、それが私のコルチゾール値を上げてしまうんです」 「私の場合は、寝ている間に無意識でアラームを止めてしまう。だからいくつかアラームをかけておかないとダメなの」
ひとつのアラームで起きるためのアドバイスとは?
ブラスさんはコメント欄の中で、ひとつのアラームで起きるためのアドバイスをしている。 「起きなければならない7~9時間前に就寝し、睡眠サイクルを整える。これが最もてっとりばやく、確実な方法です。そしてスマホは、ベッドから少し離れたところに置きましょう。アラームの音はしっかり聞こえるけど、起き上がらないとアラームを止めれないような、ちょうどいい所に置くのが現実的です」