V目前のソフトバンクに立ちはだかる〝清宮レイ砲〟を抑えている投手とは?17日から2連戦 CSでの対決も視野に
ペナントレースはいよいよ大詰め。ソフトバンクは4年ぶりのリーグ優勝へ、ゴール目前です。 ■優勝秒読み…小久保監督が試合前に話すのは?【写真】 17日からは本拠地みずほペイペイドームで2位日本ハムと2連戦。CSでも対戦の可能性が高い日本ハムには、夏場以降で一気に調子を上げた清宮幸太郎内野手(25)、フランミル・レイエス外野手(29)の〝清宮レイ砲〟がいます。ここまで痛い目に遭わされた試合もありましたが、2人を抑えている投手は誰か。この先の対戦をより楽しめるデータが出てきました。 夏場以降のパ・リーグをかき回している存在。それが日本ハムの清宮とレイエスだ。ネットでは〝清宮レイ砲〟として話題になっている。左打者の清宮は7月以降、月間打率3割台が続き、右打者のレイエスは8月に打率4割3厘、8本塁打の大暴れ。どちらも前半戦は目立たなかったことも共通している。 まずは清宮。今季のソフトバンク戦では打率2割9分7厘、2本塁打だが、印象的な活躍もある。特に8月3日の福岡での対戦だ。有原航平から初回に先制の左前適時打を放つと、5回には右越えの同点3ラン。4打点の活躍でソフトバンクを苦しめる原動力となった。9月4日の福岡での一戦では9回、松本裕樹の緊急降板をきっかけに3点差を逆転した後、岩井俊介からダメ押しの右越え2ランを運んだ。 その清宮を今季封じている投手がソフトバンクにいる。大関友久だ。6打数無安打1四球。8月4日の福岡では4打数無安打。日本ハムが1点リードしていた八回2死二塁では初球のツーシームで一ゴロに打ち取り、逆転サヨナラ勝ちを呼び込んだ。9月4日の対決は2打数無安打。大関は今季の日本ハム戦は援護が少なかったり、救援陣が打たれたりするなどで4試合に登板して勝ち負けなしだが、キーマンを抑えているのは、この先の戦いに向けて心強いデータとなりそうだ。
対レイエスに健闘している成長著しい右腕
続いてはレイエス。今季のソフトバンク戦の打率は3割3分3厘で5本塁打。7月13日の北海道では2回に大津亮介のスライダーを捉え、左中間へ先制ソロ。翌14日には6回にモイネロのスライダーを見逃さず、左越えの決勝ソロを運んだ。8月3日の福岡では同点の8回2死二塁でヘルナンデスから右前へ決勝打。同25日の北海道では松本晴の真っすぐをバックスクリーンに運んだ。9月4日の福岡では初回に大関のツーシームを左翼席に運ぶ先制2ランとして、球団新記録の25試合連続安打を達成した。 剛と柔を兼ね備える大砲に対して健闘しているのが、成長著しいカーター・スチュワート・ジュニアだ。今季5打数1安打で被打率2割。6勝目を挙げた8月2日の福岡では2打数無安打1三振。4回2死一塁では外角低めのスプリットで空振り三振に仕留めた。同24日の北海道では3打数1安打1三振。6回1死一塁で、外角低め真っすぐで見逃し三振を奪っている。奪三振は二つとも甲斐拓也とのバッテリーで全球外角に集めたもの。攻略のヒントがここにあるのか。 なおスチュワートは清宮に対しても今季5打数1安打と比較的相性がいい。両大砲を得意にしているのは何よりの強みになる。
両者を抑えている救援2人は1軍復帰を待つ
また救援陣には今季〝清宮レイ〟の両方を無安打に抑えている投手もいる。松本裕は清宮、レイエスとも3打数無安打。津森宥紀は清宮に2打数無安打、レイエスには4打数無安打。松本裕は右肩の故障、津森は再調整で1軍を離れているが、復帰した時が楽しみだ。 17日からの日本ハム2連戦は初戦にスチュワートの先発が予告され、2戦目は大関が務めるとみられる。優勝目前の今、CSでの強敵となりそうな大砲2人、そして日本ハムにどんな投球を見せるのか。注目の対戦となる。 【#OTTOホークス情報】 【▼おすすめ記事は下記関連リンクから▼】 「戦線離脱となれば全部練り直さないと…」(小久保監督一問一答完全版より)
西日本新聞社