【バレー】岡山・城戸陽菜「セッター経験はないけれど、竹下佳江さんの現役時代のプレーに憧れてジャンプトスを練習しました。リベロとしての目標は佐野優子さんです」 V1女子
バレーボールV1女子の岡山シーガルズに入団して2年目を迎えたリベロの城戸陽菜選手。Vリーグのレギュラーラウンドではサーブレシーブ成功率7位という結果も残し、河本昭義監督が「ルーキーイヤーの1年でここまで成長するとは思わなかった」と高い評価をしている選手の一人だ。 4月7日に閉幕したV Cupは予選ラウンド全勝でファイナルラウンドに進出したものの、セミファイナルと3位決定戦で敗れ、残念ながら4位で大会を終えた岡山だが、河本監督は「若手、中堅に経験を積ませることができた」と収穫を感じていた様子だった。3位決定戦後に、現在伸び盛りの城戸選手に話を聞いた。
――3位決定戦は残念な結果に終わりましたが、振り返っていかがでしょうか。 城戸:今日はやっぱり出だしが良くなかったです。昨日のセミファイナルと一緒なんですけど、1セット目に取れる流れがあったのに取れなかったっていうのが多分この試合を通していちばんいけないところだったと思っています。特に自分たちの流れが作れている時に、何かしら凡ミスというか、防げるミス、いつもだったらしないようなミスがあったりして流れが掴めなかった。そこが反省点だと思います。 ――河本監督が城戸選手のことを「こんなに1年で成長するとは思わなかった」とすごく褒めていましたが、ご自身としてはこのシーズン振り返っていかがでしたか? 城戸:自分自身、高校(福岡工大附属城東高)の時は全国大会に出たことはあったんですけど、経験も少なく、多分このVリーグにいる選手の中であまりキャリアというか経験がある方ではないと思います。それでもこのチームに入って多くの試合に出させていただき、先輩たちも私がやりやすい雰囲気を作ってくれるのがすごく伝わるので、自分にできること、盛り上げるとか、拾うことはしっかりやっていきたいなと思って、今シーズンは取り組んでいました。 ――ジャンプトスを時々されていますが、得意なプレーですか? 城戸:そうですね。高校生の時から何回も練習していました。私はセッター経験はないのですが、竹下佳江さんを尊敬していて、リベロでも見習えるプレーはジャンプトスではないかと。他の選手もやっている方が少ないと思ったので、自分の武器にできるのではないか、ジャンプトスでスパイカーが打ちやすいトスを上げられたらと考えて、練習してきました。 ――セッター経験はないということですが、リベロ以外のポジションは経験ありますか? 城戸:いいえ、ずっとリベロでした。 ――レセプションとディグだったら、どちらが得意? 城戸:もともとレセプションだったんですけど。でも、ディグも捨てがたいですね(笑) ――リベロとして目標とする選手は? 城戸:佐野優子さんです。