注目が集まる<ゴールド投資>。25年弱で価格が9倍に…今後も値上がりは続くのか
◆投資や資産の対象であるだけでなく… 【特徴 その4】宝飾品や工業利用などのゴールド需要は、なくなる可能性が低い ゴールドは投資や資産の対象であるだけでなく、装飾品、医療分野、産業分野など実に様々な分野で需要があります。 スマホやパソコンなどの電子機器にも使われており、知らず知らずのうちに我々の生活にも深くかかわっているのです。 そんなゴールドの需要がなくなる可能性は低く、地球全体の規模で見た際の人口増加や電子機器の普及が進むにつれて、価格がいっそう上昇することが予想されます。 【特徴 その5】人工的に作り出すのが難しい 現在、人工的にゴールドを作ることは、理論上可能だといわれています。 とはいえ、非常に大掛かりな設備と費用を必要とします。 この設備を動かすためには、莫大な費用が必要であるのに対し、できるゴールドはほんの原子数個分程度のみ。 金1gを生成するだけでも必要なエネルギーは莫大なため、これではあまりにもコストに見合いません。
◆米国インデックスでは敵(かな)わないゴールドの安定感と回復力 10年に1度起こると言われている「**ショック(景気後退)」があると、株は売られて下落しやすくなります。 30%近くの下落くらいはコロナショックでも起きています。S&P500をはじめとした米国インデックス投資も、例外ではありません。 100万円であれば60万円まで下がり、1000万円であれば600万円、1億であれば6000万円まで減ることになります。 保有している資産がどんどん下がっていく暴落の痛みに、あなたは果たして耐えることができるのか……。想像してみてください、少しゾッとしませんか? 「老後のため」「教育資金のため」と毎月コツコツ積立てていた資金が、暴落で消えてしまうことも可能性として想定しておく必要があります。 そうでないと、いざ暴落の局面を迎えた時に、恐怖で居ても立ってもいられなくなるのです。 そこで、S&P500をはじめとした米国インデックスだけだと、安心だとは言い難いでしょう。 米国インデックスがダメだとは一言も言ってません。でも、米国インデックス“だけ”というのが、リスクが高いということを言いたいのです。 そこで、「資産を積極的に増やす」だけでなく「資産を守るための対策」も一緒に考えておくことが大事で、その手段として「ゴールドを買うこと」が有力候補となるのです。 なぜなら株などが暴落しても、ゴールドは暴落しにくい歴史があるから。もちろんゴールドも下落はしますが、株ほどのアップダウンはあまり見られなかったのです。