経験ゼロでコンサルになる方法 「会社員時代の経験」を活かしている事例を紹介
前回の記事(50代で「ニッチな部分で稼ぐコンサル」になる方法)で、コンサルタントは人生や定年後の生きがいを見つけられる、一生モノの仕事であることをご紹介しました。今回は実際にコンサルタントとして活躍するにはなにが必要か、自分の強みとはどんなことか、林田佳代さんの著書『ニッチで稼ぐコンサルの教科書 40代から始める一生モノの仕事』から一部引用・再編集してお届けします。 【図版】キャリアの棚卸しの「緊急度」を確認するチェック表 ■コンサルに学歴は不要です コンサルタントと言えば、大手のコンサルティングファーム出身者しかできないのではと思われるかもしれませんが、そのようなことはまったくありません。
現在活躍しているコンサルタントの学歴やキャリアもさまざまです。お客様から喜ばれて、次もお願いしますと言ってもらえるかどうか、これがコンサルタントとして長く続くかどうかの秘訣です。 学歴に関係なくコンサルタントとして活躍されている方はいます。自分の経歴の棚卸しをしっかりとして、今までの経験とスキルを活かして活動しています。 学歴を作りたいと思ったら、それも可能です。全国の大学院では社会人大学院生を多く受け入れています。自分のキャリアの軸が決まったら、その軸をテーマに社会人大学院生になって学ぶのもいいかもしれません。
学歴は不問ですが、常に情報を収集して学び直しを行うスキルはコンサルタントにとって必要なスキルと言えます。 「ニッチ」の意味は、特定の小さな市場や活動の領域ですが、「ニッチとは具体的にどのようなことか」を考えるトレーニングとして、いくつか事例を交えて解説します。 たとえば、とても珍しい趣味や特殊な興味を持っていて、それについての商品が一般のお店に売っていないとします。その場合、お客様はその商品を販売しているお店を探してそこに問い合わせをするのではないでしょうか。このような、特定の小さな市場をニッチ市場といいます。