真田広之、パメラ・アンダーソンも!ゴールデングローブ賞授賞式で感動を与えてくれた熟年セレブたち
現地時間1月5日に米・ビバリーヒルズで開催されたゴールデングローブ賞授章式。オーバー50セレブが輝いていた今回の授賞式で、私が感動した熟年セレブ・モーメント。デミ・ムーアに続く、ベスト3の後半を発表します! 【動画】若者たちに「自分らしく、自分を信じて」真田広之が“日本人初”のGG賞主演男優賞に!授賞スピーチ全編
20年あきらめずに日本人初の主演男優賞を獲得した真田広之(64歳)
ラルフ・ローレンのタキシード姿もかっこよくて、同じ日本人であることを誇らしく感じた真田広之さんの堂々たる受賞スピーチ。自らプロデューサーを務めた時代劇ドラマ『SHOGUN 将軍』で、日本人としては初となるゴールデングローブ賞主演男優賞を獲得しました。 『SHOGUN 将軍』は、台詞の70%が日本語という難しい条件にも関わらず大ヒット。「日本の文化を正しく伝えたい」と、制作スタッフの選定からあらゆるディテールまで完璧な“オーセンティック”をこだわり抜いた作品への情熱が、このような形でハリウッドで認められてどんなに嬉しかったことでしょう。 真田さんがハリウッドに渡ったのは約20年前。スピーチでの「ゴールデングローブ、私を認めてくれてありがとう」との言葉に実感がこもっていました。 またスピーチの最後では、「自分らしくあること。自分を信じて、決してあきらめないで。幸運を祈っています」と、世界中の若い俳優とクリエイターに向けてエールを送りました。 また受賞後のインタビューで、ハリウッドに憧れている少年に対するメッセージを聞かれると、「スピーチと同じだけれど、決して後ろを振り向かないで、進み続けて。そして夢を忘れないで」と回答。ハリウッドビジネスはハードだけれど、「より高い目標を持つことで、他の雑音はどうでもよくなり、そこに到達することに集中できる」とアドバイスしました。5歳から演技をスタートし、日本で築いたキャリアに甘んじることなく高みを目指してきた真田さんの言葉、説得力がありすぎ! 日本の最高峰のクリエイターたちをハリウッドに進出させるための舞台を自ら作り出し、その結果『SHOGUN 将軍』は今回のゴールデングローブ賞では4冠、先に行われたエミー賞では史上最多の18冠を達成。ドラマでは架空の戦国武将・吉井虎永を演じていましたが、頼もしいチームの“将軍”を地で行く真田さんは、まさにヒーロー。 渡米したときから「次の世代のためにも、西洋と東洋の間にある壁を壊して架け橋になりたい」との使命感を持っていたと言いますが、今回の受賞は自身が語ったように、言語の壁を壊して日本人だけでなく、世界中の映画関係者や俳優たちに広く門戸を開くことになったはずです。
さかい もゆる