野沢直子長女・真珠は美人と話題だけではなかった。柔術秘技で鮮烈デビュー
総合格闘技のイベント「RIZIN」が30日、さいたまスーパーアリーナーで1万7730人ものファンを集めて行われ、女子のスペシャルワンマッチに登場したタレント、野沢直子の長女、真珠・野沢オークライヤー(23、米国)が、シーナ・スター(34、アメリカ)を1回1分50秒に腕十字固めで破り、見事な1本勝ちでプロデビュー戦を飾った。 タレントの母は絶叫しながらリングに上がり泣いた。 「おめでとう。強かったよ」 「母はすぐ泣くんで」 そう言って娘も泣いた。 リングサイドで抱き合った娘は、母に勝利者賞トロフィーをプレゼントしようとしたが「もらってくれなかった」と笑う。 超美形の娘はとびきりの笑顔でマイクを持って絶叫した。 「格闘技が大好きです。ホント、ホント、最高です」 鮮烈のデビュー戦だった。アマチュアで3戦ほどやり、お客さんの入った会場でも試合経験はあるが、1万7730人の観衆を前にして戦うのは初経験である。 「試合のことを考えようとしたけれど、舞台があまりに凄くて」 実に楽しそうに真珠は花道をダンスしながら登場した。 一方、アマで40戦以上の戦績を持つ(実は彼女もこれがプロデビュー戦)シーナ・スターは、右手にバットを持ってリングインした。 「最初の1、2分は落ち着いてできなかった」 ゴングと同時に真珠は、スタンディングで勝負に出る。前蹴りと右ストレート。9頭身を生かした自分の距離から放たれるキックと右ストレートが、突き刺すヤリのようにシーナを下がらせた。 試合前には、過去にシーナが立ち技系で敗れたことがないことを知ると「スタンディングで勝負して。ボディへのキックで倒す」と宣言していた。だが、いざ勝負となると、勝ち方よりも本能が先走った。 バックをとって強引に投げを打つと、そのままテイクダウンさせてグラウンドの攻防へ。下からコントロールしておき、うまく体を入れ替え、マウントポジションをとると、容赦なく残酷なパウンドの嵐。肘打ちも過激だった。