ドジャースは投手強化に躍起? ホワイトソックス左腕と佐々木朗希のW獲得も画策か「選択肢は豊富に残されている」
連覇に向け、“スター軍団”はさらなる強化を図る。 今季に4年ぶり8度目のワールドシリーズ制覇を成し遂げたドジャース。昨オフに総額12億3700万ドル(約1833億円)という“超”が付くほどの巨額を投じたチームは、今冬のストーブリーグでも「主役」だ。 【動画】8回無失点11Kの快投!佐々木朗希が見せた奪三振ショーの映像 補強ポイントを確実に埋める意向だ。目下、注目されるのは先発投手陣へのテコ入れだ。山本由伸、タイラー・グラスノー、クレイトン・カーショウ、トニー・ゴンソリン、ボビー・ミラーなど駒は揃っているものの、彼らはいずれも故障がち。さらに右肘側副靭帯の損傷の手術から復活を遂げる大谷翔平にしても、怪我明けでフルシーズンを戦い抜けるか不安は拭いきれない。 今オフはウォーカー・ビューラーとジャック・フラハティがFAとなる。そうした事情をふまえても、投手陣の強化は必須のポイントだ。 ゆえに米メディアではさまざまな噂が飛び交っている。各国球界のありとあらゆる移籍情報を発信している米専門サイト『MLB Trade Rumors』は、ドジャースが今夏にも獲得を狙ったホワイトソックスの左腕ギャレット・クロシェのトレードを画策していると報じた。 先発に本格転向した今季のクロシェは32試合に登板。防御率3.58、WHIP1.07と上々の成績をマーク。26年オフのFAまで時間はあるものの、再建期にあるホワイトソックスがトッププロスペクトを含んだトレードを受け入れる準備があるというのだ。 今月6日からテキサス州サンアントニオで行なわれているGM会議で取材に応じたホワイトソックスのクリス・ゲッツGMは「我々は今後もそうした話し合いを続けるつもりだ。相性が合うなら合う」と公言。トレード交渉の可能性を消さなかった一方で、「彼が球界最高の先発投手の一人であることは知っておくべきだと思う」と相当の“対価”を求める意思も隠そうとはしなかった。 クロシェ以外の選択肢もある。ドジャースの専門サイト『Dodger Blue』は、25歳の左腕をトレードする可能性をふまえた上で、今オフのFA市場で人気銘柄となっているマックス・フリード、さらにロッテからのポスティングの可能性が囁かれる佐々木朗希の名前をリストアップ。「ドジャースの資金力を考えれば、選択肢は豊富に残されている」と論じた。 果たして、ドジャースは今冬にいかなる形で投手強化を図るのか。その行方は国際的な関心を集めそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]