中ロ爆撃機が共同飛行 日本政府、重大懸念を伝達
防衛省統合幕僚監部は14日、中国のH6爆撃機2機とロシアのTU95爆撃機2機が同日、日本海から東シナ海の長距離を共同飛行したと発表した。航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応。領空侵犯はなかった。 中国国防省は「中ロ両軍が年度計画に基づき、日本海と東シナ海の空域で合同パトロールを行った」と発表。日本政府は示威行動を明確に企図したものだとして、外交ルートを通じ、中ロ両国に重大な懸念を伝達した。 防衛省によると、中ロの4機は日本海で合流。周辺では他に、推定を含め両国の戦闘機や電子戦機、哨戒機など計13機も確認された。