2連覇王者「南アフリカ代表」がW杯後初陣!元日本代表アタックコーチ、トニー・ブラウン コーチ参画の影響は?聖地トゥイッケナムで赤竜「ウェールズ代表」と激突!
一方で、チャレンジャーと目されているのがウェールズ代表だ。
23年W杯は準々決勝でアルゼンチン代表に17-29で敗戦。2024年の6カ国対抗戦「シックス・ネーションズ」は5戦全敗の最下位。名将ウォーレン・ガットランドHCにとっては再建の第一歩となる。
今回はテスト前にアクシデントもあった。
23年W杯で共同主将を務めたバックロー、ジャック・モーガンが試合前にハムストリング負傷で離脱となったのだ。
しかし同W杯のもう一人の共同主将、HOデヴィ・レイク(12キャップ)は健在。ゴール前の得点力にも定評のある25歳の若きキャプテンが、王者撃破を牽引する。
ウェールズのウイングの片翼といえば、スターWTBだったルイス・リース=ザミットだが、現在は米NFLに挑戦中。スーパーボウル2連覇中のカンザスシティ・チーフスと契約したとの報道もある。
そこに名を連ねているのが、ウェールズ代表メンバー唯一のリーグワン勢でもある89キャップの長身ランナー。昨季クボタスピアーズ船橋・東京ベイに新加入したWTBリアム・ウィリアムズだ。
シーズン離脱だった南アフリカHOマークスとの共演はなかったが、スピアーズのチームメイト同士がトゥイッケナムで対峙することとなった。
ウェールズ代表には4人の新人(先発1名、リザーブ3名)が入った。
先発SHに入ったのはエリス・ベヴァン。経験豊富なガレス・デーヴィス(76キャップ)はリザーブのスタートだ。
残る3人は、センターのエディー・ジェームズ、UBKのジェイコブ・ビーサム、チーム発表の朝に緊急招集されたというジェームズ・ラッティも、リザーブからデビューを狙う。
23年に同代表HCに再任したウォーレン・ガットランドは、「今週はすこし窮地に立たされているが、土曜日の挑戦には興奮している」と、怪我人を念頭にしたコメントを発表した。
「トゥイッケナム・スタジアムで世界チャンピオンと対戦するのは素晴らしい機会。パフォーマンスを発揮する機会を楽しみにしています」