2連覇王者「南アフリカ代表」がW杯後初陣!元日本代表アタックコーチ、トニー・ブラウン コーチ参画の影響は?聖地トゥイッケナムで赤竜「ウェールズ代表」と激突!
他の注目メンバーでは、破壊的スクラムの主軸を担う背番号3、PRヴィンセント・コッホが記念すべき50キャップ目。
サプライズもあった。
戦術遂行のキーマンの一人であるスタンドオフに、代表デビューとなるジョーダン・ヘンドリクセを選出したのだ。スタンドオフ離れした守備力、タックルパワーを持つ新顔はどんなプレー、ゲームメイクをみせるのか。
そのSOヘンドリクセに加えて、ウイング先発のWTBエドウィル・ファンデルメルヴァも代表デビュー組。出場しないチェスリン・コルビ(東京サントリーサンゴリアス)らにかわりチャンスを与えられた。
リザーブにも新人が2人。バックファイブ(FW第2、3列)のベン・ジェイソン・ディクソン、UBKのサシャ・フェインバーグ・ムンゴメズルだ。
多民族国家レインボー・ネーションから続々輩出される、次世代選手も注目だ。
23年W杯は逃したFBアフェレレ・ファシ(3キャップ)はラインブレイク能力が傑出。U20代表時代から図抜けていたリザーブのサルマン・モエラット(3キャップ)はボクスFWの系譜に連なるパワフルな突進、ワークレートが魅力だ。
エラスムスHCは2024年初陣を飾るプレイヤーを「エキサイティングなメンバー」と語った。
「代表デビューの選手たちが国際トップレベルでどうステップアップするのか、また、トレーニングで取り組んできたことをどのように実行するのかを見るのが楽しみです」
「エドウィル(先発WTB)、ジョーダン(先発SO)、ベン・ジェイソン(リザーブ)、サシャ(リザーブ)といった未キャップの選手たちは、トレーニングで本当に感銘を与えてくれました。ウェールズのような優れたチームを相手に、存在感を示す力を持っていると確信しています」
「彼らは、ワールドカップ優勝経験者をふくむ経験豊富なプレイヤーに囲まれています。プレッシャーがかかっても、フィールド上で指導を受けながら、役割を果たせるでしょう」(エラスムスHC)