2連覇王者「南アフリカ代表」がW杯後初陣!元日本代表アタックコーチ、トニー・ブラウン コーチ参画の影響は?聖地トゥイッケナムで赤竜「ウェールズ代表」と激突!
前人未踏のW杯3連覇へ向けて、王者が動き出す。
南アフリカ代表“スプリングボクス”が、6月22日(土)、2023年W杯決勝でニュージーランドを12-11で降し、2連覇の偉業を達成して以来のテストマッチに臨む。
相手はラグビーを国技とする楕円球熱狂国。ウェールズ代表“レッド・ドラゴン”。舞台はイングランド・ラグビーの聖地トゥイッケナム・スタジアムだ。
南アフリカ代表の指揮官は、23年W杯はディレクター職で――しかしコーチボックスで存在感を示していた――19年W杯優勝HCのラシー・エラスムスだ。
その首脳陣に2024年2月に参画したのが、23年W杯まで日本代表アシスタントコーチを2大会務めた「天才戦術家」トニー・ブラウン。奇抜かつ効果的なアタックをデザインする世界的コーチの参加は、南アフリカの戦術にどんな変化をもたらすのか。
さっそく王者の2024年初陣メンバーを見てみると、23年W杯決勝メンバーは10名。そしてリーグワン所属のプレイヤーは、実に7名にのぼる。
まず横浜キヤノンイーグルスのSHファフ・デクラーク(55キャップ)と、CTBジェシー・クリエル(68キャップ)の2人。
静岡ブルーレヴズのFLクワッガ・スミス(40キャップ)。三重ホンダヒートのLOフランコ・モスタート(73キャップ)。
そして、この試合で2018年以来のキャプテンを務める、77キャップを誇るトヨタヴェルブリッツのFLピーターステフ・デュトイ(過去2大会で主将を務めたシヤ・コリシが所属クラブ・仏ラシン92の都合で出場不可という)。
さらに、待望の復帰となるリーグワン勢6人目が、クボタスピアーズ船橋・東京ベイのHOマルコム・マークス(64キャップ)だ。
23年W杯期間中に負傷し大会離脱。スピアーズはシーズンを通して出場できなかった現役最高フッカーが、いよいよ闘いの舞台に戻ってきた。
そしてリザーブにいる埼玉ワイルドナイツのダミアン・デアレンデ(78キャップ)を入れて、リーグワン勢は7名となる。