小池都知事定例会見8月4日(全文2)内閣改造「関心を払っておりません」
今後、豊洲市場の安全を都民に発信していく予定なのか
TOKYO MX:あと、今日、市場問題プロジェクトチームの会合が午前中からありました。豊洲市場の安全宣言についてなんですけども、プロジェクトチームの中で科学的に安全であることから、そもそもこの安全宣言自体が奇妙であると結論付けました。PTは今月中をめどに知事に報告書を提出するということですけども、知事はどのように豊洲市場の安全を都民に発信していくおつもりでしょうか。 小池:はい。まず市場問題プロジェクトチームでございますが、昨年の9月に設置をいたしましてから今日で11回、議論を積み重ねてこられました。そして150ページにもわたる、大変な力作である第1次報告書をおまとめいただき、また今日、加えてこの熱心なご議論を積み重ねていただきまして、今日が一応最終ということで聞いております。まず何よりも市場問題プロジェクトチームに関わっていただいた8名の先生方には、心から厚く御礼を申し上げたいと思います。 そしてまたこの安全性について今回、このプロジェクトチームのほうからさまざまな分析が行われ、またこれまで出された、専門家会議の出された追加工事等々についての安全策、それから地下水の管理システムについての課題などを分析していただいたということでございます。しっかりとそれらの提案、そしてまた重視するところなども参考にさせていただきながら、今のご質問にありましたように安全とは何かといったことも含めて、法的安全と科学的安全などなどございますけれども、こういったことについて、さらに深めていきたいというふうに考えております。 TOKYO MX:あとまた築地市場について質問いたします。今週月曜日に築地市場の空気中から、環境基準を上回るベンゼンが検出されたと都から発表がありました。これについては車の排気ガスによる可能性が高いということでしたけども、知事が6月20日に示された基本方針で築地に食のテーマパークを再開発するというようなことをおっしゃっていましたが、この食のテーマパークを再開発するに当たりまして、今回のこのベンゼンが、どのような影響を及ぼすのか。安全・安心の観点からお願いします。 小池:もう一度おさらいしておきますけれども、今回の調査は5月に土壌概況調査で揮発性物質が測定された2カ所の空気測定を実施した中で、1地点の1検体でわずかに基準値を超える結果ということになったわけであります。これは都内で一般的に観測されているベンゼン濃度の範囲内であるということであるとか、季節的に夏は高めに出るという傾向がございます。よく出てくるのは月をならして、平均値ということでございまして、今回は基準値をベンゼンが0.0001上回ったということでございます。 上回ったことは事実でございますけれども、0.0001をどのような上回り方なのか、ということの判断だろうというふうに考えております。それから10月ごろに再度測定を予定しておりますので、また結果については速やかに情報公開を行いたいと考えております。 TOKYO MX:ありがとうございました。幹事社からの質問は以上となります。質問のある方は挙手をして、知事に指された方は社名と氏名を名乗ってからご質問をお願いします。それと指されていない方の不規則な発言は進行の妨げになりますので控えていただくよう、よろしくお願いします。それでは各社、お願いします。 小池:じゃあ、はい。