ベリンガムは3戦、エンバペは2戦連発! レアル・マドリードがヘタフェを破りラ・リーガ3連勝
ラ・リーガ第15節が12月1日に行われ、レアル・マドリードとヘタフェが対戦した。 【ゴール動画】ベリンガム→エンバペのホットラインで追加点 前節終了時点で9勝3分1敗の成績を残し、試合前の時点では暫定3位につけるレアル・マドリード。前日には首位を走るバルセロナがラス・パルマスに1-2で敗れたことにより、レアル・マドリードは仮に今節を勝利で飾れば、1試合未消化という状況ながらバルセロナとの勝ち点差を「1」まで縮めることができる。 ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)ではリヴァプールに0-2で敗れ、嫌な雰囲気を払拭したい国内の一戦では、ここまで2勝7分5敗の成績で暫定17位に沈むヘタフェを、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』に迎える。レアル・マドリードのスターティングメンバーには、フェデリコ・バルベルデ、ジュード・ベリンガム、キリアン・エンバペらの主力組に加えて、負傷明けのロドリゴも先発に復帰した。 試合の均衡が破れたのは30分のこと。レアル・マドリードは右コーナーキックを獲得し、ロドリゴが右足でインスイングのボールを蹴り込んだ際、アラン・ニョムの前に入ったアントニオ・リュディガーが倒され、PKを獲得する。キッカーを務めたベリンガムは、GKダビド・ソリアを倒させた上で逆を突くようにボールを転がし、レアル・マドリードが先制に成功。ベリンガムはこれでラ・リーガ3戦連発となった。 このゴールで勢いに乗ったレアル・マドリードは38分、自陣でボールを奪ったフラン・ガルシアがわずかに持ち運んで縦へ預けると、ブラヒム・ディアスのポストプレーからバルベルデが中央へ送る。顔を上げたベリンガムがスルーパスを通すと、抜け出したエンバペがボックス手前から右足でファーサイドにシュートを沈める。エンバペも2戦連発を記録し、レアル・マドリードが2点をリードして前半を終えた。 後半に入るとレアル・マドリードはベリンガムがベンチに下がり、アルダ・ギュレルが送り出される。立ち上がりの49分には、ピッチ中央のスペースで斜めのサポートポジションを取り、ルーカス・バスケスからのパスを引き出したB・ディアスが、左に流れたエンバペにボールを届ける。カットインから放ったシュートで、フアン・ベロカルのハンドが取られたものの、OFR(オンフィールドレビュー)によってPKは取り消しとなる。 対するヘタフェは55分、右サイド大外のフアン・イグレシアスとのパス交換から、ボックス手前で前を向いたカルラス・ペレスが左足で強烈なミドルシュートを放つも、GKティボー・クルトワに阻まれる。セカンドボールをペレスが自ら拾い、ペナルティエリア内へ繋ぐと、クリスタンタス・ウチェが反転から左足を振ったものの、今度は右ポストに嫌われた。 レアル・マドリードは主導権を握りながらも、決定機と呼べるシーンは限定されたまま時計の針が進む。それでも、終盤に入るとチャンスの数は増加。72分にはバルベルデが強烈なミドルシュートを放ったが、シュートはGKソリアに阻まれる。74分にはB・ディアスからのスルーパスに抜け出したエンバペが、飛び出してきたGKソリアをかわし、角度のないところからファーサイドを狙ってボールを転がしたが、シュートはわずかに枠の外。77分にはモドリッチからのロングスルーパスでエンバペがGKと1対1のチャンスを迎えるも、ここも仕留めきれない。 終盤に入った84分には、ボックス左で顔を上げたジョン・パトリックが左足を振り抜くも、シュートはバーを叩いた上でポストに嫌われ、ヘタフェとしては1点を返すチャンスを活かせない。 結局、後半にスコアが動くことはなく、試合はこのままタイムアップ。レアル・マドリードが前半に奪った2点により、ホームでヘタフェを破った。これでラ・リーガでは3連勝を飾っている。一方のヘタフェは2試合ぶりの黒星を喫した。 この後、レアル・マドリードは4日に第19節前倒し分で、アスレティック・ビルバオとのアウェイゲームに臨む。一方で、ヘタフェは5日にコパ・デル・レイ2回戦を挟んで、9日には次節のラ・リーガでエスパニョールをホームに迎える。 【スコア】 レアル・マドリード 2-0 ヘタフェ 【得点者】 1-0 30分 ジュード・ベリンガム(PK/レアル・マドリード) 2-0 38分 キリアン・エンバペ(レアル・マドリード)
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