元テレ朝アナ・竹内由恵。この夏、自身が1週間の入院を経験。夫や家族と“子育て”をシェアする大切さを知った
身近な場所に自然がたっぷり。遊び場も豊富な静岡での暮らしを満喫
――週末は家族でどのように過ごしていますか? 竹内 夫は基本的に土日が休みなので、私もできるだけ休みにするようにはしています。週末には家族で公園に行ったり、ピクニックに出かけたりします。子どもたちと一緒に、外で過ごすのがすごく気持ちいいんです。 東京で人気の公園だと、本当に人であふれかえっていますが、静岡県には広くてきれいで、すいている公園が多いんです。近所にある公園でも、わき水が出ていて子どもたちがぱちゃぱちゃと水遊びできたり、カブトムシやクワガタを捕まえたり。静岡では、子どもにとっての遊び場がたくさんあるし、そこでたくさんの自然と触れ合うことができます。ちょっと車で走れば、豊かな森にも行けるんです。 週末は、夫の親族みんなで集まって、義理の母の家で食事をするのも恒例です。子どもたちといとこたちは同じぐらいの年齢なので、「お兄ちゃんたちにはやく会いたい」とよく言っています。大家族に昔からあこがれがあったので、私にとっても楽しい時間なんです。 静岡で暮らし始めて戸惑ったことは、車社会だということ。これまではペーパードライバーだったのですが、静岡は車が移動手段の中心になっているので、車を使ったほうがとても便利。今はもうすっかり慣れて、息子たちの保育園までの送迎も車でしています。
成長と変化が目まぐるしい子どもたちの成長をしっかり見ていたい!
――娘さんは1歳の誕生日を迎えて、最近歩き始めたそうですね! 竹内 このくらいの時期は、1週間でも状況が変わるなど、とにかく変化が目まぐるしいですよね。「今日は昨日よりも歩けるようになったね」とか「ママって言ってくれているような気がする」など、日々成長を感じるので、観察するだけでも面白いです。それに、もっとしっかり観察しなきゃいけないなと感じています。 どうしても上の子がいると、「気づいたらもう1歳になっていた!」という感じで…。もっといろいろ見ておけばよかったなということがたくさんあるので、娘と2人だけの時間には、しっかり娘のことを見るようにしています。 最近は、娘の自己主張も強くなってきたので、ちょっと大変ですね。赤ちゃんのときはそんなに自己主張がないので、新幹線に乗って楽に移動もできたし、仕事場に連れて行っても静かに待ってくれていました。でも最近は、「あっちに行きたい」「これで遊びたい!」など自己主張が強くなってきて、何をするにもいちいち時間がかかってしまいます。 ――3歳のお兄ちゃんは、下に妹さんが生まれて変化がありましたか? 竹内 息子が1人のときは、親の愛情を一身に受けることができたのに、妹が生まれて、息子は戸惑っていました。反抗期のような感じだったり、言うことを聞かなかったり…。 妹が生まれた直後は、ヨシヨシと妹の頭をなでている姿もあったんですが、授乳をしている姿を見るとすねてしまったり、「妹じゃなくて、僕を抱っこして」というようなことを言って、赤ちゃん返りとイヤイヤ期がミックスしているような感じでしたね。 保育園に迎えに行って「もう帰るよ~」と声をかけても、いつまでも園庭を走っていて、こっちに来てくれないこともありました。保育園の先生に聞くと、「さっきまで普通だったんですけどね」と。私が来た途端に、あえて言うことを聞かないようなしぐさが増えたんです。あとは、車に乗せるだけでも、ものすごく時間がかかることも。今振り返ると、そのころが一番大変だったなと思います。 そのころは、息子は「パパじゃなくてママがいい」という感じだったので、夫に頼むこともなかなかできなかったんです。下の娘は授乳もあって、どうしても私じゃないとダメな時期だったので、私1人で子ども2人を見るような状況が多くなっていました。 ――イヤイヤ期は、親子にとっても大きな試練ですよね。 竹内 必死に向き合おうと思っても、息子に何を言っても反抗されてしまって…。それが積み重なってしまうと、私もイライラっとして、どこかでパーンと感情がはじけて自分も怒ってしまうことがありました。一度、息子が妹に対して、けっこう乱暴な行動をとったことに対して、息子を強くしかってしまったことがあったんです。ただそのときは、自分のしかり方・怒り方に対して後から反省しました。 そこからは、子どもに対するしかり方はどうしたらいいのかなと、ネットで検索してみたり、保育系インスタグラマーさんなどの投稿で勉強したり、自分なりに調べてみたんです。 子どもをしかるときに、自分の感情を乗せてしまって、イライラっとしてそれをぶつけてしまうのは、絶対によくないと思うんです。ただ、息子ぐらいの年齢であれば、しかればきちんと伝わると思うので、あえてしっかりしかることを最近しています。マナーもそうだし、人に対して痛いこと、嫌なことをしてはいけないなどですね。今でも、しかり方や怒り方の自分の中でのラインみたいなものを試行錯誤しています。 息子が1人のときは、むしろ私も、「息子にはママっ子になってほしい!」ぐらいの気持ちでした。そのころは、「そんなにパパのほうがいいの?」なんて、ヤキモチをやいてしまうほど。ただ、下の子が生まれてからは、私もいっぱいいっぱいになってしまって、「パパのほうに行ってくれるの? やったー、ラッキー!」みたいな(笑)こんな感じで、自分の中でも気持ちの変化がものすごくありました。 この数カ月で、息子のイヤイヤ期や赤ちゃん返りも少しずつ落ち着いてきて、きょうだいで一緒に遊べるような時間も見られるようになりました。ベッドの上で一緒に、ぴょんぴょん跳ねて遊んでみたり。 ただ、悩みがなくなったと言うわけではなくて、この間まで悩んでいたことがなくなった代わりに、また違った悩みが生まれるという感じかもしれないですね。