福島発――こども園+「発達支援」に全国が注目 きっかけは原発事故 「そのままでいいんだよ」…垣根越え“らしさ”に寄り添う『every.特集』
■息子の成長を実感、不安は和らぐ
こども園での1日を終え、自宅に帰ったゆうりくん。外で頑張った分、自宅では母のちはるさんに甘える場面もありました。 そんなゆうりくんを見守るちはるさんは、園での生活による成長を実感しています。 ちはるさん 「集団生活はちゃんとしなきゃいけないところだっていうことは、本人が分かってきてるので、その辺はもう幼稚園でのおおともゆうりと、家での息子の姿っていうのは、だいぶ本人が切り替えてできてるのかなって」 近頃、反抗的な態度を取ることも増えたといいますが、ちはるさん自身の受け止め方にも余裕が出てきたそうです。「幼稚園の頃って反抗期があるって聞くので、成長を迎えてるんだな、って思うとうれしいような」 こども園の支えもあり、ゆうりくんの成長に対する悩みや焦りもずいぶん和らいだといいます。 発達支援と子育て支援を統合したこども園。このような場所が各地に増えれば、より多くの親子の安心につながるかもしれません。 (3月11日『news every.』より)