角田裕毅、ベルギーGPはペナルティでグリッド最後尾からのスタートが決定……初日はレースペースの改善に注力「明日に向け、改善したいことが分かった」
RBの角田裕毅はF1ベルギーGPの初日を終え、パワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを受けるため、「可能な限り全てのことを活かす」と語った。 【リザルト】F1ベルギーGPフリー走行2回目結果 F1ベルギーGPの初日、角田はFP1を16番手、FP2を20番手で終えた。ただ角田は、パワーユニットの全コンポーネントを交換。年間の使用制限数の上限を超えたためペナルティを受け、最後尾グリッドからスタートすることが決まっている。フリー走行では、そのグリッド位置からスタートすることを念頭に置いたプログラムをこなしたようだ。 「今日はいくつかのことを試してみました。明日、改善したいことがいくつか分かりました」 角田はチームのプレスリリースにそう語った。 「パワーユニットに新パーツを投入したので、日曜日にはグリッドペナルティを受けることになります。そのため、今週末は可能な限りのことを最大限に活用するつもりです」 「コースはところどころ新しくてスムーズな路面になっていますし、グリップ力も増したと思います。素晴らしい修正だと思いますし、明日はそれについてもっと学んで、最適なセットアップを見つけたいと思います」 「通常、僕らは雨になるとかなり良いパフォーマンスを発揮することができます。今週末はコンディションが移り変わりやすそうなので、別の要素も加わるでしょうね」 レーシングディレクターのアラン・パルメインは、RBにとってベルギーGPの初日は厳しかったとしつつも、ロングランのペースには自信を持っていると明かした。 「我々にとっては厳しい1日だった」 パルメインはそう語った。 「ユウキはPUペナルティのため、日曜日はグリッド最後尾からスタートすることになった。そのため、レースの準備に少しばかり集中している。リヤのグリップをさらに高めるべく、やるべき作業が残っている。FP3でそれを試すため、シミュレータでいくつかのセットアップ項目をテストしながら、夜通し作業するつもりだ」 「一方で良い点としては、ダニエル(リカルド)のロングランペースは速いだけでなく、デグラデーションが非常に少なかったことだ」 「我々はショートランよりも、ロングランのペースにかなり自信を持っている。明日はそれを改善することを目指す」
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