「下着の色」まで……恐怖のブラック校則 「女子は必ず前髪を」「ハート禁止」も 専門家「モラハラです」【#みんなのギモン】
■教育委員会「肌着に関する校則です」
小野解説委員 「下着の色を指定している学校のある都城市の教育委員会に取材しました。下着の色の指定については『華美にならないものにしたいなどの視点から、現在の色の指定になっています』という答えでした」 「『下着』という文言については『学校ではワイシャツなどの下に着る肌着のことを下着と表現していて、パンツやブラジャーのことではありません。あくまで肌着に関する校則です』という回答が来ました」 忽滑谷アナウンサー 「全然納得できなくて…。肌着だろうが下着だろうが、それを決められるというのはちょっとおかしい気がしますよね」 小野解説委員 「肌着だったとしても、見えない部分の色を指定していることに変わりはありません。ただその後、生徒と教員が新年度に向けて本当に必要かを話し合ったそうです。その結果、下着の色の指定は、この春に廃止されたそうです」 「また、『都城市で肌着の色の検査を行っている学校は現在のところありません』ということでした」 鈴江アナウンサー 「同じく下着指定があった学校を取材したことがあります。先生たちも、その校則がいつできたのか、どうやって変えるのかも分からず、戸惑いながら放置していたという声もありました。時代に合わないものをなかなか変えづらい状況にあるのかもしれませんね」
■文化祭でハート禁止…おかしな校則続々
小野解説委員 「ブラック校則をどう直すかについて考えます。Studyplusトレンド研究所の全国調査では、アンケートに答えた中学生の4人に1人が『下着の色などの指定がある』と答え、高校生の4人に1人が『地毛証明書の提出が求められる』としています」 「この証明書は、生まれつきくせ毛の生徒がパーマなどをかけていないことを証明するものです。他にも、これはおかしいと思うような校則があります。日傘は許可制、日焼け止め禁止、男女2人きりで勉強禁止、文化祭でハート禁止というものも…」 森アナウンサー 「我々の世代は、風紀が乱れるという謎の一文によって、不純異性交遊などが禁止されていましたけど、それをいまだに引きずっている感じはしますよね」