福岡市中央卸売市場で「初競り」、キャベツやレタスは3倍に値上がり…猛暑などの影響で平年より入荷量減る
福岡市中央卸売市場で5日、今年の「初競り」が行われた。猛暑などの影響でほとんどの青果は平年より入荷量が減り、3倍ほどに値上がりした野菜もあった。 【写真】下関南風泊仮設市場でトラフグの初競り…「袋競り」で競り落とす仲買人ら
同市場の青果市場「ベジフルスタジアム」(東区)では午前7時から初市式が行われ、青果卸売会社「福岡大同青果」の丸小野光正社長は「台風や猛暑などの影響で生育にも影響が出て入荷量が減少した。新鮮で安全な青果を安定的に供給できるよう貢献したい」とあいさつ。鐘の合図で競り人の威勢のよいかけ声が始まり、仲卸業者らが果物や野菜を次々と競り落とした。
同社によると、この日の入荷量は平年の8割ほどの1550トン。キャベツやレタスの卸売価格は過去3年の平均と比べ3倍ほど、イチゴやミカンは1・3~1・5倍ほどになったという。