NYタイムズ紙が山口市を「2024年に行くべき52カ所」に選出! 価格が高騰する前に知っておきたい山口の中古マンション事情
アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズが、「2024年に行くべき52カ所」を発表、山口県山口市が3位に選出された。23年に選出された岩手県盛岡市はインバウンド需要が増加、マンション価格も上昇したが、24年には同じような現象が山口市にも起こるのではないかと期待されている。 新築マンションを値引きする会社はどこ?デベロッパーを分析 目次皆既日食のアメリカ、オリンピックのパリに次いで山口市が3位東京都の人が山口県にマンションを買うなら平均年収の3.65倍!山口県内にある多彩な都市の中古マンション価格例ニューヨーク・タイムズ紙が山口市を取り上げた理由は?山口市以外の見どころは?見どころが豊富な山口県は移住先としても魅力的
皆既日食のアメリカ、オリンピックのパリに次いで山口市が3位
ニューヨーク・タイムズ紙は毎年、旅行先として勧める世界の各地の場所を公表しており、2024年には、皆既日食が見られる北米が1位で、オリンピック・パラリンピックが開催されるパリが2位に挙がり、3位に日本の山口県山口市が入った。 2023年に岩手県盛岡市が2位に挙げられたのに続き、2年連続して日本の都市が紹介された。それも、首都圏や近畿圏などではなく、京都・奈良など世界的に知られる観光地ともいえない地方都市だけに注目される。 全米だけではなく、世界的に影響力の大きい新聞だけに、2023年に盛岡市が2位に挙げられたときには、国内から観光客が増加しただけではなく、世界各地からインバウンド客が押し寄せ、人流が増加、観光客で賑わうだけではなく、移住者も増加した。そして、マンションが買われ、中古マンション価格が急騰した。 山口市も盛岡に続いて中古マンションの価格が上昇する? 2024年に入っても、その名残から上昇が続いていて、マンション情報の「マンションレビュー」の調査によると、盛岡市の中古マンションの70㎡価格は1487万円で、前年比5.40%の上昇となっている。 この盛岡市の中古マンションの上昇率は、2024年4月に30件以上の取引があった全国の市区町村237のうち38位。最近は中古マンションの下落傾向が強まっており、106位以下は前年同月比でマイナスだから、38位で+5.40%というのは、注目しておいていいだろう。 山口県山口市は、まだ月間30件以上の取引がないため対象外だが、地元では、ジワジワと取引が動き始めているという見方が強まりつつあるようだ。 というのも、山口市は首都圏や近畿圏などの大都市部に比べると、価格水準がまだまだ低いため、地元の人たちだけではなく、大都市部の人たちからの関心度が高くなっているというのだ。