佐々木朗希のジョエル・ウルフ代理人に聞く<一問一答(2)>接触してきたのは「20チーム以上だ」
ロッテからポスティングシステムを使ってメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手(23)の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏(54)が10日(日本時間11日)、、ウインターミーティングが行われているテキサス州ダラスの会場で取材対応。日米合わせて約100人の報道陣を前に現状などについて説明した。 ウルフ氏と一問一答は以下の通り。 ――佐々木朗希の状況について言えることは? 「彼の周囲の人間からは、長い間待った後で、ついに(メジャー入りを)進められることに彼は非常にハッピーで、安堵だ(と聞いている)。彼は千葉ロッテ、願いを聞き入れてくれた松本さん(松本尚樹球団本部長)に感謝している。千葉ロッテやNPBの最高のファンが落胆していることも理解しているが、MLBでいいプレーをして彼らにも敬意を表すことを望んでいる。多くの人にとって理解するのが難しいことを彼はわかっているが、(メジャー入りは)彼に取って長い間の夢だった。いつかみんなに理解して、受け入れてほしい」 ――今後のプロセスは? 「数はまだわからないが、幾つかのチームとのミーティングをセットアップする。朗希は公平で、オープンな心で臨み、みんなにチャンスを与え、話を聞きたいと願っている。何人かのWBCのチームメイトとも話す。私の話を聞き、チームのプレゼンを聞きたいと思っている。その後に日本に帰り、母親、親しい友人と話し、アメリカに戻ってどんなステップを踏むかを決断する」 ――あと数年待てば大金を手にできたが、その点で佐々木を説得したか? 「朗希を説得できる人は誰もいない。朗希が私たちを説得する。彼は自分で自分の船を操縦し、彼がボスだ。前に言ったように、野球にも、朗希の観点では人生にも絶対的なものはない。だから私たちはみんな長い間このゲームに携わってきました。私も長い間このゲームに携わってきたが、何も保証されていない。だから彼に、2年後には絶対に3億ドルか4億ドルの契約が取れるとは言えない。それが約束できるとか、絶対であるとは言えない。状況次第ではそうなる可能性もあるが、怪我は起こるし、いろいろなことが起こる。彼の人生で起こったことを考えると、彼は世界をとても違った目で見ているように思う」 ――佐々木は今、ワクワクしているのか、安堵しているのか? 「ようやく(アメリカに)来ることができてホッとしていると同時に、すべてのチームから連絡が来るのを楽しみにしているそうだ。早く終え、早く出発したがっている。チームで活動を始めたいが、プロセスを経なければならないこともわかっている」 ――すでに何チームが接触してきたのか? 「たくさんだ。30チームではないが、20チーム以上だ」