スポーツカーでもキャンプは楽しめる! 最新のキャンプギアなら無理なく積めるぞ
注意するポイント
◆未舗装路は極力避ける 今回行った川には十分な駐車スペースがありました。ただ、柔らかい砂地や凹凸がない場所をよく選びました。最低地上高(車体底部から地面までの距離)が低いスポーツカーでは、一度道から外れると抜け出すのはとても難しいからです。 また、実際この日は軽自動車が駐車スペースより先の砂地から抜け出せなくなっており、私も協力して脱出した、という場面がありました。 ◆草地など不明瞭な道は避ける SUVなどのオフロード走破性が高いクルマと違い、スポーツカーは路面のちょっとしたギャップが車体の損傷につながる可能性もあります。オートキャンプ場でも、草地などで路面の起伏がわかりにくい場所は避けたほうが安心です。 ◆座席空間に荷物は置かない これは以前から私が徹底していることなのですが、荷物はすべて荷室に収めています。スポーツカーに限らず、荷室に入り切らない荷物を後部座席に置くことは珍しくありません。 しかし、後部座席に人が乗っている場合、これをスポーツカーで行なってしまうと、ただでさえ狭いスペースをさらに圧迫してしまいます。同乗者にも快適な時間を楽しんでもらうために、荷物はすべて荷室に収納するよう努めましょう。 ◆車中泊には向かない 当然ですが、走行性能に特化し、それ以外の機能が抑えられたスポーツカーでは車中泊は難しいです。かろうじて横になることはできても快適な車内泊とは程遠いので、スポーツカーで泊まりの旅に行く場合はあくまで移動だけを楽しみ、車外で野営するにかぎります。
スポーツカーでもキャンプを楽しめる!
今回はアウトドアとは一見して相反するスポーツカーでキャンプを楽しめるかについて紹介しました。考え方は人それぞれですが、現地までのドライブ、洗練されたデザインの愛車を眺めながらのオートキャンプなど、スポーツカーでしか味わえない楽しみはたくさんあります。走りを満喫してアウトドアも楽しむ、という贅沢な時間、いかがですか? 北村 一樹さん アウトドアライター 関東甲信越の山を中心に、1年を通して日帰りから縦走、沢登りや雪山を楽しんでいます。数日間沢に入って魚を釣りながら山頂を目指し、藪を漕いでいく汗まみれ、泥まみれの登山が大好物。ファミリーキャンプ、ロードバイクでヒルクライムなど、海と山があるのどかな町に住み、暇を見つけては年中山で過ごしています。
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