スポーツカーでもキャンプは楽しめる! 最新のキャンプギアなら無理なく積めるぞ
近年は、昔と比べて軽量コンパクトなキャンプ道具が増えています。さらに、アクセスしやすいキャンプ場も充実したことで、荷物に制限があるクルマでもキャンプに行きやすくなりました。 【写真10枚】現代のアウトドアギアはコンパクトで組み立てやすくなっている。スポーツカーに4人分のキャンプ道具が入った様子などを写真で見る そこで、今回はスポーツカーでも楽しめるキャンプスタイルをご紹介します。
スポーツカーでキャンプという選択肢
スポーツカーは、物の運搬や移動手段といった実用性よりも、運転を楽しむことを主眼に設計されたクルマです。決まった形状や排気量などの定めはないものの、アクセルペダルを踏み込んだ際の加速や鋭敏な操縦性能が特徴です。 デザインも含めてスポーツカーの魅力は尽きませんが、車体が低いことによる乗り降りのしにくさ、底部から地面までの距離が短いこと、荷室が狭いといった特徴が、アウトドアでの実用性を損なう理由となっています。 路面のコンディションが悪い場所を走る場合は、SUVをはじめとしたタフなクルマが安心ですが、スポーツカーでもアクセスできるキャンプ場やフィールドはたくさんあります。フィールドに向かうまでのドライブも楽しめるのは、スポーツカーの醍醐味です。 ◆荷物の軽量・コンパクト化が積載を可能に ひと昔前のアウトドアギアといえば重く嵩張るものが多く、コンパクトカーや積載スペースが限られたクルマでキャンプに行く場合は、現地でレンタル用品を手配したり自前の道具を最小限に抑えるといた工夫が必要でした。しかし、近年は軽くコンパクトでも使いやすい道具が増えています。 それらを使うことで、スポーツカーでもキャンプを楽しむことは難しくなくなっています。
スポーツカーでデイキャンプに行ってみた
◆【トヨタ】86(ハチロク):GTグレード 今回デイキャンプに使用した車は、トヨタが2012年から2021年まで生産していたスポーツカー、86です(現在は後継モデルのGR86が発売中)。初代86は2L・200馬力を発揮するエンジンを搭載し、カスタマイズの幅が広くコスパの高さで人気です。 室内には後部座席があり、収納も後部座席の背もたれを前に倒せばタイヤ4本が積めるほどのスペースを確保できます。 今回は自宅から30分ほどの川でデイキャンプ。ただ、荷物は参考になるよう、テントや寝袋も積んでみました。上の写真は私と妻、7歳と1歳半の子供が1泊を想定した荷物を積み込んだところ。現地で荷物を運ぶためのキャリーワゴンも積んでいます。 キャンプでは川で遊んだり食事を楽しんだりと、とても充実。撤収する際は、来たときと同じ手順で苦労なく積み込めました。帰宅後は荷物を降ろして車内を清掃しましたが、大きいクルマではないので、すみやかに片付けやメンテナンスを終えることができました。