職場復帰で保育園を探しています。「認定こども園」というのがあるようですが、長時間預かってもらうことは可能なのでしょうか?
育児が一段落したあと、職場復帰へのハードルのひとつが、子どもの預け先の確保です。保育園を探していたら「認定こども園」という施設を知り、どのような施設なのか気になっている人もいるでしょう。 そこで本記事では、認定こども園の概要や特徴、長時間の預かりをしてくれるのかどうかなど、保育施設選びで知りたいポイントをまとめました。 ▼「3人目3万円」に思わぬ落とし穴! 2024年12月に前倒しになった「児童手当拡充」の注意点
認定こども園はどんな保育施設?
保育施設には、大きく分けると次の4つの種類があります。 ●幼稚園 ●保育所 ●認定こども園 ●地域型保育 このうち認定こども園は、幼稚園と保育所の機能をあわせ持つ、比較的新しいタイプの保育施設です。 認定こども園とはどのような施設なのか、特徴や細かい種類を見てみましょう。 ■認定こども園の特徴 認定こども園は、教育と保育を一体的に実施する、幼稚園と保育所を合わせたような施設です。保護者が就労しているかどうかにかかわらず子どもを受け入れ、教育・保育を行うほか、子育て不安の相談に応じる、親子の集いの場を提供するなど、地域における子育て支援の役割も担っています。 0歳から5歳までの子どもを受け入れの対象としていますが、0~2歳の間は、就労や介護など家庭で保育ができない保護者のみが対象です。 基本的には、どの園でも夕方までの保育を行っており、園によっては延長保育も実施しています。長い時間預けたい場合は、延長保育に対応している園を選択するとよいでしょう(※2号認定、3号認定を受ける必要があります)。 ■認定こども園のタイプ 認定こども園には、以下の4つのタイプがあります。 ●幼保連携型 ●幼稚園型 ●保育所型 ●地方裁量型 それぞれの主な違いを図表1にまとめました。 【図表1】
こども家庭庁「子ども・子育て支援新制度ハンドブック」をもとに筆者作成 認定こども園を選ぶときには、それぞれの違いを理解したうえで、開園時間などの実態をチェックしましょう。