【我慢せずに助けを求めて‼】“死にたかった” DV被害者の訴え
■橋口さんが取材を受けた理由
(橋口 明日香さん) 「自分の場合は勇気を持って(市役所に)相談してみたからこそ、今がある。一つだけでいいから勇気を持って何か行動を起こせば変わっていく未来があるかもしれないというのはすごく伝えたい」
■県内では面前DV が多い可能性が…
(山下香織キャスター) 実はDVは児童虐待とも大きく関係しています。県内では昨年度、初めて3000件を超える虐待が認定されました。「虐待」と聞くと殴るなどの暴力を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は最も多いのは「心理的虐待」。そのひとつに「面前DV」があります。家族間の暴力や激しい口論などを、子どもに見せることも虐待にあたるんです。全国の統計では主たる虐待者は母親が多いのですが、鹿児島は父親の方が多くなっていて、平本准教授は鹿児島では特に面前DVが多い可能性があると指摘します。
■“面前DV”が子供に与える影響を専門家は⁉
面前DVは子どもにどんな影響を与えるのでしょうか。 (鹿児島女子短大・平本准教授) 「例えば周りで大きな声がしたり怒鳴り声を聞いたりすると、フラッシュバックといって過去の状況を思い出してしまって体の震えが止まらなくなったり過呼吸の状態になってしまったり、安定した親子関係が形成されていないと子ども自身の自尊感情であったり将来自分の夢希望を持って元気よく生きていくということが困難になることが考えられる」
■「我慢せずに助けを求めて‼」DVに関する相談は・・・
DVは間接的に、子どもにも深い傷を残します。我慢せず助けを求める、周囲が手を差し伸べることが必要です。DVに関する相談は、県女性相談支援センターやサンエール鹿児島などで受け付けています。 (2024年11月28日 KYT news.everyかごしま 放送)