【我慢せずに助けを求めて‼】“死にたかった” DV被害者の訴え
■DV被害者に救いの手を・・・“女性自立支援施設“ “母子生活視線施設”とは
DVの被害者などに生活の場を提供し、自立に向けたサポートを行うのが女性自立支援施設や母子生活支援施設です。入所者の安全のため、場所などを明かさないことを条件に取材が許されました。 (母子生活支援施設・川添 大徳副寮長) 「緊急にショートステイや一時保護の方がいらしたときに生活してもらうところ」 案内されたのは、風呂やトイレもついた1DKの居室です。 (山下 香アナウンサー) 「急を要するというと、やはり暴力を受けたり保護が必要な方?」 (母子生活支援施設・川添 大徳副寮長) 「昼間とか夕方に暴力があって警察や役場の方と一緒に夜10時ぐらいに入ってくる方もいる」 着の身着のままで来るケースも多いため、食器やタオルなどの日用品もそろっています。緊急用に空けている、この部屋を除き、現在20室全てが埋まっていると言います。共有スペースには子どもが宿題などをする学習室や保育室も。保育園が開いていない時間などに保育士が子どもを預かることもあるそうです。
■入所者の心のケアを行う母子支援員は…
入所者をサポートする母子支援員に話を聞きました。 (母子支援員) 「(どういうサポートを生活の中でしている?)お母さんは傷ついた状態で入ってこられるので一番は心のケア。子どもたちは心理的虐待を受けているので本当に大人を信じきれないという部分があるので、そこをどうやって大人を信じてもいいというように思ってもらえるように寄り添いながら支援をすることには努めている」
■新たな一歩を踏み出した橋口さん “保育士”の道へ
精神的、経済的なDVを受けた橋口さんも4年前、0歳の娘を連れ母子生活支援施設に入所。離婚し養育費を受け取りながら、短大に通い「保育士」の資格を取りました。選んだ職場は未就学児の療育を行う児童発達支援センター、子どもはもちろん、悩む保護者に寄り添うことを大切にしています。