12月はキャンペーンが充実!ふるさと納税で一番お得なポータルサイトは?
生まれ育ったふるさとや応援したい自治体に寄付することで貢献できる「ふるさと納税」。2008年5月の開始から年々成長を続け、2023年には総寄付額が1兆1175億円、寄付件数は5895万件と過去最高になった。利用者数も1000万人を超えるなど、今後ますますの拡大が期待されている。 ふるさと納税サイトの「ふるさとチョイス」がパシフィコ横浜で開催した「第10回ふるさとチョイス大感謝祭2024」では、2024年11月9日・10日の2日間で1.5万人の来場者が訪れたのだとか。多くの人がふるさと納税に関心を抱いていることがわかる。
2000円の自己負担金で名産品がもらえるふるさと納税
ここでふるさと納税についておさらいしておこう。ふるさと納税では自己負担額の2000円を除く金額が寄付金控除され、所得税や住民税から控除される。しかも寄付した自治体からは地域の名産品などが返礼品としてもらえる嬉しい制度だ。 例えば、年収700万円の給与所得者で扶養家族が配偶者のみの場合、3万円のふるさと納税を行なうと、2000円を超える2万8000円(3万円-2000円)が所得税と住民税から控除される。 今では多くのポータルサイトがあり、ネットショッピング感覚でふるさと納税ができる。しかも中にはその寄付額でポイントがもらえるサイトもあり、さらに得できる。
ふるさと納税のルール改定でポイント付与がなくなる!?
実はこのポイントの付与が2025年10月以降はなくなってしまう。総務省が「寄付者に対しポイント等を付与するポータルサイトを通じた寄付募集を禁止する」と、ふるさと納税のルールの見直しを行なったからだ。その理由として、寄付に伴うポイント付与の競争激化を抑制することや、自治体がポータルサイトに支払う手数料を減らし、寄付額をより有効に使えるようになることを掲げる。 ふるさと納税ができる上限額はその年の収入が確定する12月に決まるため、毎年12月は駆け込みでふるさと納税をする人が多くなる。しかも2025年10月以降はポイント付与がなくなるため、この12月はふるさと納税の上限額までしっかりポイントがもらえるラストチャンスだ。 そこで主なふるさと納税サイトでもらえるポイントについて紹介。12月は多くのポータルサイトでキャンペーンを実施しているので、まだふるさと納税をやったことがない人は、よりお得にふるさと納税できるこの機会に、ぜひ試してみてほしい。 ふるさと納税でポイントが貯まる主なポータルサイト ■さとふる 3と8のつく「さとふるの日」に「さとふるアプリ」で寄付をすると、その寄付金額に応じて「さとふるマイポイント」がもらえる。サービスの利用状況によってポイント還元率が+1.5%になる。 ■ふるさとチョイス キャンペーン期間中にエントリーして条件を満たすことで、寄付額に応じたAmazonギフトカード、dポイント、PayPay残高、楽天ポイント、Pontaポイントなどに交換可能なキャンペーンを実施中。 毎週金・土曜の「d曜日」に「d払い」で決済すると最大4%の「dポイント」がもらえる。 ■ふるなび キャンペーンに参加して寄付したり、条件を達成することで「ふるなびコイン」がもらえる。コインはAmazonギフトカードやPayPay残高、dポイント、楽天ポイントに交換できる。 ■dショッピングふるさと納税百選 通常1倍のところ、「dカード」で決済すると+1倍になり、特約店ポイントが+3倍付いて、「dポイント」がいつでも5倍貯まる。毎月5が付く日にエントリーし、5000円以上の寄付を「dカード」で支払うとポイント7倍。期間中にエントリーし、毎月10日・20日に5000円以上の寄付を「dカード」で支払うとポイント9倍になる。 ■au PAYふるさと納税 通常1%の「Pontaポイント(au PAY マーケット限定)」が貯まる。エントリーして初めての寄付をすると最大10%還元。毎月3日、13日、23日の「三太郎の日」は還元率がアップする。毎月上旬に開催される「ポイント超超祭」では、エントリー後、期間中に寄付することでポイント高還元に。「auマネ活プラン」の加入者がエントリーし、1万円以上の寄付を「au PAYカード」で支払うとポイント最大3%になる。 ■Yahoo!ふるさと納税 申し込みから税金の控除申請までの手続きをスマホで完結できるサービスを12月5日より開始。通常1%還元のところ、PayPay残高支払いやLINEと連携することで5%還元に。「LYPプレミアム会員」の加入者はさらに+2%になる。当日エントリーして「ボーナスストアPlus」の対象ストア限定で寄付すると、+5%または+10%が獲得できる。 ■楽天ふるさと納税 通常1%還元のところ、楽天サービスを多く利用することでポイント倍率がアップする「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」によって、最大17.5倍の「楽天ポイント」がもらえる。毎月5と0のつく日に、エントリーして楽天カード決済で寄付すると、ポイント最大4倍。毎月1日(ワンダフルデー)にエントリーして合計で3000円以上を寄付するとポイント3倍。「楽天スーパーSALE」や「お買い物マラソン」などの大型セールイベントもふるさと納税の対象。1000円以上の寄付をした自治体数に応じてポイントが最大10倍アップする。 文/綿谷禎子
@DIME編集部