リモートワーク「トップが決意を」 尾身会長、人流増に懸念
政府の新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長は25日、記者会見し、リモートワークについて「これは色んな会社がやっていただいているが、色んな情報によると、会社によっても、同じような規模の会社を比較しても、やはり会社のトップ、リーダーが『リモートワークをやろう』というところは(導入が)進む。ところが、必ずしもそうでないところはなかなか期待したほど進まない」と述べた。 【動画】コロナ対策分科会の尾身会長が会見 宣言解除後のリバウンド防止策を提言
そして、尾身会長は「ここはあえて、仕事は組織トップが決意して、リモートワークというものをもう1歩、もう2歩進めて、これがこれからの日本の1つの文化といいますか、カルチャーにする1つの契機になってくれればと思う」と語った。
「混雑した時間・場所を避けて」
また、尾身会長は宣言解除後の日常生活について「急にコロナ以前と言うことにはなかなか、そういうことをするとすぐにリバウンドしてしまうので、これからの外出というのは混まない空いた時間と場所を選んで、昼夜を問わず平日休日ともに、混雑した場での特に食事は控えて」と呼び掛けた。 尾身会長は「最近の色んなデータを見ても、少し休日のお昼、それから平日の昼も夜もだんだんと人の人流が増えてきている。そういうところで混雑した場所や時間に行って、食というもの、これは必ずしも飲食店に限らないが、そういうことをするとまた感染拡大する可能性がある。昼夜を問わず、平日休日ともに混雑した場所での食事は控えて、空いた時間と場所を選んでいただければ」とも述べた。