<万里一空・彦根総合23センバツ>選手紹介/17 /滋賀
◇捕手能力が光る 後藤悠徳(ひさのり)選手(1年) ワンバウンドするボールでも体で受け止め、肩の強さも魅力の捕手だ。 昨春の県大会でベンチ入りし、「こんなにすぐに背番号をもらえるのか」と驚いたが、それ以降はベンチ入りはなく、メンバー返り咲きに向けて練習に励む。 勝ち気な性格だが、大会前は緊張から「どうしよう」と仲間に助けを求める心配性な面もある。ミスした後の切り替えが苦手といい、精神面を鍛えて投手陣から信頼される捕手になることを目指す。 ◇開花を期す160センチ 竹島飛凱(ひゅうが)選手(1年) 身長160センチと小柄だが、バットにしっかりと当てる力強い打撃が持ち味。素振りからボールをよく見ることを意識する。 目片信之祐顧問は「素直に人の話を聞くおとなしい子だが、自分の考えはしっかりと持っている」と話す。ベンチ入りはまだないが、仲間からは「野球のセンスがあり、これから伸びる」と一目置かれる存在でもある。 入寮前は父とよく琵琶湖に出掛けて釣りをしたが、楽しみは悔いなく野球をやりきってからと日々精進する。 ◇スマートな守備 岡本樹選手(1年) 安定感のある守備が魅力の二塁手。練習では膝が内側に入らないように意識し、正面でボールを捕るように心掛けている。 守備では仲間から「なめらかに打球を処理する」と評され、スマートさを見せるが、ベンチでは一番大きな声で応援するなど、熱い一面もある。 大のサッカー好き。闘志あるプレーを見せるスペイン代表のガビ選手がお気に入りだ。 「甲子園でてっぺんを取れるよう、全力で声を出す」と熱い応援を誓う。