ゲームフリーク新作“Project Bloom”などのテイクツー傘下Private Divisionの契約タイトルを、元Annapurna Interactiveスタッフによる新パブリッシャーが継承か
テイクツー・インタラクティブ傘下で運営されていたパブリッシングレーベル“Private Division”が契約していたタイトルが、インディーパブリッシャーのAnnapurna Interactive系の元スタッフたちによる新会社のもとで新たなスタートを切るようだ。 Private Divisionは、アクションRPG『アウター・ワールド』や宇宙開発シミュレーションゲーム『Kerbal Space Program 2』など、独立系スタジオによる中型タイトルやインディータイトルを展開。しかしテイクツーの2025年度第2四半期の決算説明会で、組織再編により複数の未発売タイトルを抱えたまま非公表の相手に売却されたことが報告されていた。 今回Bloomberg誌の報道によると、この売却相手はHaveli Investmentsという投資会社で、先述のAnnapurna Interactive系スタッフの新会社がPrivate Divisionから購入した資産の受け皿として用意されるのだという。 Annapurna Interactiveそのものはパブリッシャーとして継続して運営されているが、一方で昨年9月に親会社のAnnapurna Picturesとの今後の方針の齟齬により主要スタッフが一斉退職したことが報じられていた。つまり、このときに離脱した側のスタッフがPrivate Divisionの契約タイトルを動かしていく新パブリッシャーで再集結するという形になる。 対象には、J・R・R・トールキンの指輪物語の世界を舞台とする生活シム『ホビット庄の物語』、『Kerbal Space Program』シリーズ、そしてポケモンシリーズなどの開発で知られるゲームフリークの新作“Project Bloom”などが挙げられている。 Project Bloomは、2023年5月にゲームフリークの新規IPとしてPrivate Divisionとの契約が発表。ゲーム内容や対応プラットフォームなどの詳細については明かされていないものの、当時の発表ではテイクツーの2026会計年度(2025年4月から2026年3月の間)のリリースを目指して開発中とされていた。