日鉄ステンレス 省合金二相ステンレス厚板 分配槽ゲートに採用 三重で
日鉄ステンレスは5日、省合金二相ステンレス鋼のSUS821L1(NSSC2120)厚板が、三重県四日市市の下水処理場「南部浄化センター」の分配槽ゲート設備で採用されたと発表した。使用量は5トン。耐食性や高い強度で、メンテナンスの省略などにつながることが評価され、採用に至った。下水処理設備での採用は大都市が中心だったが、ここ最近は地方にも広がっている。下水処理場の設備老朽化や更新に悩む自治体は全国各地にいることから、同社は今後も採用拡大を目指す。