有田工、3点差逆転も終盤に大量失点 土壇場の粘り及ばず 佐賀県勢吉兆の開幕戦も…【甲子園】
◆全国高校野球選手権 1回戦 滋賀学園10―6有田工(7日・甲子園) 2年ぶりに出場した有田工(佐賀)は終盤の攻防で競り負け、2021年に続き初戦敗退に終わった。 ■有田工が開幕カード登場、興南はいきなり名門と激突【九州勢の初戦一覧】 1回、先発のエース石永煌希(3年)が3失点。2回まで無安打に抑えられていた打線は、3回から反撃を開始し1番丸太真太郎(2年)の適時打で1点を返した。さらに4回には3番川尻泰翔(2年)からの3連打が出て相手のバッテリーミスで同点とした後、2死二塁から石永の中前適時打で勝ち越した。 5回に同点とされ5―5で迎えた8回に滋賀学園が4点をあげて勝ちこしを決めた。有田工は9回にその裏に川尻泰翔、井崎蓮のタイムリーで2点を返す粘りを見せたが及ばなかった。 有田工は2013年の初勝利も古川侑利(現ソフトバンク)を擁して大垣日大(岐阜)に勝った開幕ゲーム以来の2勝目はならなかった。 佐賀県勢は佐賀商、佐賀北が開幕戦を勝ち、決勝で終盤に満塁本塁打で勝負を決めて全国制覇。県勢にとって縁起がいい開幕戦だったが白星を収めることはできなかった。
西日本新聞社