資産運用業界の女性活躍の促進に取り組むAMWF、参加機関数が20社に拡大
資産運用業界における女性活躍推進に向けて、業界を横断した取り組みを行うネットワーク「Asset Management Women’s Forum(AMWF)」は5月24日、新たに5社が参画したと発表した。AMWFは、大和アセットマネジメント、野村アセットマネジメント、フィデリティ投信、三菱UFJアセットマネジメントの4社で2022年春に活動を開始し、性別にとらわれないキャリア形成や業界横断的なネットワーク構築を目的とした様々なイベントなどを開催している。投資信託の調査・運用業務については、男性がその任についている比率が高く、また、投資信託の利用についても男性の保有者が回答者に占める割合が30.6%に対し、女性は18.6%と男性の活用率の方が高い(投資信託協会の投資信託に関するアンケート調査2024年の回答者概要)。投資信託市場の一層の発展には、女性が働きやすい職場として整備が進み、女性の活躍が促され、女性向けにもより積極的な情報発信が行われるなど一段と女性が活躍する市場になっていくことが望ましい。
今回新たに参画したのは、アセットマネジメントOne、インベスコ・アセット・マネジメント、しんきんアセットマネジメント、モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント、レオス・キャピタルワークスの5社。従来の参加企業15社(当初参画4社に加えて、あおぞら投信、アムンディ・ジャパン、アライアンス・バーンスタイン、東京海上アセットマネジメント、日興アセットマネジメント、ニッセイアセットマネジメント、ニューバーガー・バーマン、三井住友DSアセットマネジメント、三井住友トラスト・アセットマネジメント、EY新日本有限責任監査法人、JPモルガン・アセット・マネジメント)に合わせて、参加企業数は20社になった。
AMWFの活動目標は、「資産運用業界の役職員が参加及び交流できる機会を提供し、業界全体で女性が活躍できる環境やネットワークを醸成する」、「資産運用業界各社間におけるベストプラクティスの共有を通じて、業界全体の女性活躍推進を後押しする」、「資産運用業界外へのメッセージの発信を通じて、資産運用業界における女性活躍の認知度の向上を図る」というもの。今年度は、4つのワーキンググループを組成し、各ワーキンググループでセミナーやワークショップを企画運営していく計画だ。