クリスマスケーキはこの3年で「700円の値上がり」 キャベツは「ひと玉500円」 “厳しい師走”にお店も悪戦苦闘
クリスマスまで2週間余りですが、様々なモノの値段が上がる中、その影響が出てます。クリスマスケーキを販売する店では、あの手この手の工夫をこらしています。 【写真を見る】お店は工夫を凝らすも ケーキも野菜も高騰の師走 もうすぐ訪れるクリスマス。街なかもすっかりクリスマスムードに包まれています。 兵藤遥陽キャスター 「クリスマスと言えばやっぱりケーキ!こちらの店にも沢山並んでいますが、物価高の影響は避けられないようです」 ホームパーティーなどを彩るクリスマスケーキに今、異変が起きています。 民間の信用調査会社・帝国データバンクが、全国の大手百貨店や洋菓子店など100社に行った調査によりますと、今シーズンのクリスマスケーキの価格は平均で4561円。3年前の2021年と比べると、700円も値上がりしています。 デュ・ボンタン 岡島美智子さん「値段というのはどうしても上がってしまっているのが現状ですね。お客さまにもご理解はいただいている」 ■「イチゴや生クリームが…」 タルト専門店も値段高騰に悩む 眺めるだけでもワクワクするようなおいしそうなタルト。金沢市のタルト専門店「デュ・ボンタン」では11月から、クリスマスケーキの予約受付を開始しました。 しかし、例年以上に物価高の波が押し寄せているといいます。 デュ・ボンタン 岡島美智子さん「イチゴや生クリームが高騰していると聞いている」 タルト生地にたっぷりと乗せられた栃木県産のイチゴは、2023年から1割の値上がり。このほかチョコレートはおよそ3割、生クリームなどの乳製品も1割から3割程度、仕入れ価格が上がっているといいます。 原材料価格の高騰を受け、定番のデコレーションケーキとタルトのセットは、それぞれ2023年から100円値上げしました。タルトのセットは例年の7号から6号にサイズを小さくするなど、苦渋の対応を強いられました。 デュ・ボンタン 岡島美智子さん「大変厳しい状況にはなっているが、できるだけ華やかさを変えずに皆さんに楽しんでもらいたいという思いがあるので、工夫しながら提供させてもらっている」