クリスマスケーキはこの3年で「700円の値上がり」 キャベツは「ひと玉500円」 “厳しい師走”にお店も悪戦苦闘
クリスマスケーキについては、原材料を見直す対応も考えてはいるものの、品質を担保したい理由からなかなかスムーズにはいっていません。 搬送費を抑えるため、業者からの仕入れを毎日から2日に1回に減らしたほか、フルーツも配送ではなくスタッフが市場に直接取りにいっていくなど、店側も品質をおとさず、かつコストを落とさずに商品を提供できるよう、涙ぐましい努力を続けています。 ■キャベツひと玉500円 石川県外産の野菜が軒並み高騰 一方、寒い冬に食べたくなるのが「鍋」です。鍋料理に欠かせない野菜も、11月から高止まりが続いています。金沢市の近江町市場の青果店でも価格が高騰しています。 北形青果 北形謙太郎さん「例年は11月がすごく安いけど、今年は11月からすごく値段が高くて、なかなか経験したことのないような」 愛知県産のキャベツは、ひと玉500円もの値段が。暖かい日が続いたことで生育が遅れたことなどが影響し、石川県外産のキャベツや白菜などを中心に、価格が例年の2倍から2.5倍ほど上がっているといいます。 買い物客「高いですね。野菜はみんな冷凍している」「キャベツも高い。ブロッコリーも。大変やなと思う」 北形青果 北形謙太郎さん「今週も値段を少し上げるみたいなことを言っているので、数量が回復してこないことには…見込みは立っていないが、今年いっぱいは高止まりするのでは」 ■救いは「地産地消」!? 比較的価格が落ち着いているのは地元産 兵藤遥陽キャスター「野菜の高止まりが続く中、こちらの青果店では源助大根や金沢コカブなど地物の野菜がたくさん並んでいます」 県外産の野菜が高騰するなか、いま狙い目なのは県内産の野菜だそうです。収穫期を迎えていることや、輸送にかかる費用を抑えられることで、白山市の松任産のキャベツや穴水産のハクサイなどがお手頃な価格で並んでいました。 北形青果 北形謙太郎さん「高値疲れという言葉もあるぐらいで、今回に関しては。お客さんも慣れてきてるけど、もうそろそろ下がってほしいと言われます」
野菜の種類では、とくにジャガイモやタマネギは今が狙い時ですが、12月中旬あたりから値上げする見通しです。 師走に入りイベントごとが目白押しな中、いつもの年以上に財布とにらめっこをしばがらの買い物が続きそうです。
北陸放送