「1・2年経っても切り替えられる敗北ではない」張本智和が男子シングルス1回戦を22分で突破 混合ダブルス敗戦を糧にストレート勝利【パリ五輪】
◇パリオリンピック2024 卓球 男子シングルス 1回戦(大会4日目=日本時間29日、パリ南アリーナ) 【画像】東京五輪のリベンジへ意気込む張本選手 卓球・張本智和選手が男子シングルス1回戦に勝利し、2回戦に駒を進めました。試合後のインタビューでは混合ダブルスでの敗戦からのシングルスへの思いを語りました。 2大会連続2回目のオリンピック出場となる張本選手。前回大会は男子団体で銅メダルを獲得し、2大会連続でのメダル獲得が期待されます。しかし日本時間27日に行われた混合ダブルス1回戦では、北朝鮮ペアにまさかの敗退。「正直今でも切り替えられていないです。1・2年経っても切り替えられる敗北ではない」と悔しさをにじませるも、「無理に切り替えようとは思わず、悔しい思いを持ったまま、この思いをシングルス、団体に少しでもぶつけられるように臨んでいく」と前向きな気持ちでシングルスの初戦を迎えました。張本選手は第1ゲームから試合を優位に進め、11-3で第1ゲームを先取。その後も相手を圧倒し、結果的に4-0(11-3、11-2、11-3、11-5)のストレートで勝利。わずか22分の試合時間で1回戦突破を決めました。 試合後のインタビューでは「正直すごく怖さはありました。混合ダブルスで負けているので、負けられないなという怖さはあったが、考えてもしょうがないし、考えたから勝てるわけではないので、目の前の一球一球に集中するしかないかなと思っていた。バックハンドが相手のフォア、クロスにノータッチで決まるプレーがあったので、バックハンドは今日良かったかなと思います」と試合を振り返りました。 また敗戦から何か変えたかという質問に対し「負けたからなにか変えるわけではなく、3年間やってきたものは、たった1回の負けで崩れないと思うので、いつもの自分を信じてこの期間はやりきりたいなと思います」と話すと、次戦以降に向けて「1ラウンド1ラウンド勝って次に進むだけだと思っているので、同じ気持ちで2回戦も頑張りたいです」と力強く意気込みました。