横浜ハッチンソン監督「タフなシーズン」白星締めへ 8日の名古屋戦が今季公式戦61試合目
横浜F・マリノスは8日にホーム日産スタジアムで最終節の名古屋戦に臨む。6日には神奈川県横須賀市内のクラブ施設で全体練習を行い、ジョン・ハッチンソン監督(44)は公式戦7連勝締めを誓った。 長かったシーズンも、ついに今季最終戦を迎える。練習後の取材に応じたハッチンソン監督はここまでの戦いを「タフなシーズンだった」と振り返った。 それもそのはず。今年はJ1開幕前にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦から始まった。リーグ戦を戦いながらACLは決勝、天皇杯とルヴァン杯はいずれも準決勝まで進出し、過密日程を過ごす日々。一時は指揮官が「なぜ、このスケジュールをコントロールしていただけないのか。このリーグが、選手たちを安全に良いパフォーマンスをさせるために考えているのであれば、配慮していただけてもいいのではないか」などと不満を語るほどだった。9月に開幕したアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)を含めると、8日の名古屋戦が今季公式戦61試合目となる。 リーグ戦も低迷が続き、今季は無冠。それでも終盤はチーム状態が上がり、現在は公式戦6連勝中と好調だ。さらに、コンディション不良で戦線離脱していた主将のMF喜田拓也(30)について「(名古屋戦出場の)可能性はある。明日、もう一度練習で(状態を)見てみる」と明かした指揮官。「勝利で飾って今シーズンを締めくくりたい」と語った。