ドジャースのスネル獲得は序章? 米放送局はさらなる大物補強も有力視「オフの始まりに過ぎない」
今オフ、ジャイアンツからFAとなっていたブレイク・スネルが新天地として、ワールドチャンピオンであるドジャースを選んだ。5年総額1億8200万ドル(約276億6000万円)での契約合意に達したというビッグニュースの余韻は今なお冷めないままだ。 【画像】早速報告!サイ・ヤング賞2度を誇る左腕がドジャースの“ユニ姿”に 現地時間11月28日(日本時間29日)には、米スポーツ放送局『FOX SPORTS』でも公式サイト上において、大物左腕のドジャース入りについての特集が組まれている。同メディアは、「ローテーションの大半を欠いたままワールドシリーズを制してから1か月も経たないうちに、ドジャースは投手陣を取り巻く不安要素に対処した」とスネル獲得を伝えており、「投手陣全体のポテンシャルを大幅に向上させた」と印象を綴っている。 さらに、「ドジャースは数年前からスネルに関心を寄せていた」と明かすとともに、「アンドリュー・フリードマン編成本部長がレイズのGMを務めていた2011年にスネルをドラフト指名したことを考えれば、驚くことではない」と指摘。 また、スネルの特徴の1つとして、ポストシーズンでのパフォーマンを挙げており、「キャリア通算ポストシーズン防御率は3.33で、この点もドジャースには理想的な補強だった」と評するとともに、「4年前のワールドシリーズでは、スネルがドジャース打線を封じ込めた経験もある」などと振り返っている。 同メディアは、「確実性ではコービン・バーンズやマックス・フリードに軍配が上がるかもしれないが」と他の有力FA投手と比較しながら、「今年の豊富な投手FA市場の中でも、スネルのような圧倒的な奪三振能力を持つ投手はほかにいない」と分析する。 加えてトピックでは、「スネルの加入により、ドジャースは昨年のチャンピオンシーズンよりも優れた投手陣を擁する可能性が高い」と期待を膨らませる一方で、「ただしドジャースにとって、まだオフの始まりに過ぎない」と主張。今後の大物の獲得がまだ続くと予想し、ヤンキースからFAとなっているフアン・ソト、ロッテの佐々木朗希、ドジャースとの再契約も囁かれるテオスカー・ヘルナンデスの名前を候補に挙げた。 今季、先発投手不足に苦しんだドジャースが、球界トップクラスのサウスポー獲得に成功した。そして、連続世界一を見据えるスター軍団の今後の補強も、大きな関心を集めることは間違いないだろう。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]