「後悔のない子育てがしたい」パパになったFischer’s・シルクロードが語るメンバーや両親への想い
自分の父親と接するなかで、父となった自分が何をすべきかを考えさせられている
――産後は、お互いの両親にサポートに来てもらっているんですか? シルクロード 基本的には、2人で育児をしていますが、ゆんちゃんのお母さんも、頻繁に家に来てサポートしてくれていますし、僕が1人で息子を見ているときには、うちの両親が来てくれることもあります。両方の親が、かなりサポートをしてくれるので助かっています。 うちの親父は、昔の姿からは想像できないぐらい、孫にデレデレになりました。気づくと、息子にいつも話しかけているんですよ。初孫なので、かわいいんだと思います。「ごめん、ちょっと車出せるかな?」とお願いすると、「わかった、すぐ行くぞ!」と言って、すぐに車で迎えに来てくれるんです。 ――シルクロードさんのお父さんは、どんなお父さんでしたか? シルクロード 僕が子どものころの父は、厳格で、僕に関して話すことといえば「こいつは家族の中で一番アホ!」でした(笑)。でも、息子が生まれた直後に、ゆんちゃんに向かって「こいつ、家族の中で一番優しいから、心配しなくても大丈夫だよ」と、僕の目の前で言ってくれたんです。初めて聞いた父親からの言葉だったので、そんなふうに思っていてくれたんだなと驚きました。 最近は、父親とお酒を飲みながら話をする機会が増えたんですが、僕が育児の話をすると、ちょっとうつむき加減で寂しそうにするんですよ。たぶん、自分が若いころに、仕事が忙しすぎてあまり育児に参加できなかった後悔があるのかなと。そんな父親を見て、今、自分ができることを探している感じです。たぶん、どれだけやっても、後悔することも出てくるとは思うんですけどね。 あとは、うちの両親は、僕が小さいころからすごく仲がよかったんです。だから、僕とゆんちゃんも、子どものことばかりになるのではなくて、まずは自分たちの仲をくずさないようにしたいなと思います。2人のことも大事に考えながら、育児もしっかりやるのが理想ですね。