ボトックスの代替療法⁉︎ “ノートックス”によるエイジングケア、海外の美容トレンドに迫る
筋膜に働きかけることで表情筋を鍛える
「アナスタシアビューティ」の筋膜にアプローチするアカウントは、顔、首、頭皮の筋膜を手技でケアすることで、エイジングサインを回復させるハンズオンアプローチを信条としている。 筋膜とは、内臓、筋肉、骨をつなぐ連続した組織のことで、基本的に私たちの体のすべてを支えているものだ。健康な筋膜は柔軟性があり、血流の改善、体の対称性、姿勢をサポートし、これらはすべて若々しい外見をサポートする。しかし、アナスタシアによれば、シワは老化を認識する上で最も重要なサインではないと言う。 「シワなんてどうでもいいのです。遠くからシワは見えません。人の年齢がわかるのは姿勢、首の長さ、顎のラインを見たときです」と、アナスタシア。
さらにアナスタシアは、ボトックスなどで顔の表情を固めて引き締めることで、かえって老けて見えると理論づけている。 「女性の動きを見れば、その人の年齢がわかります」とアナスタシア。 「整形外科医や美容師はビフォーアフターの写真を見せます。でも、話し方を見せてください。表情がどう動くかを見せてください。私が冗談を言ったとき、ボトックスを打った方がどう笑うかを示すべきです」
しかし、彼女はアンチボトックスではない。 「ボトックスは必要な人には素晴らしい施術です。私は女性に多様な選択肢を提供する必要があると思います。そして“これが唯一の解決策だ”と信じ込むのをやめるべきです」 200万人以上のフォロワーを持つアナスタシアのビデオチュートリアルのファンとして、私は文字通り自分の手でエイジングの問題を解決する力を感じている。 アナスタシアの目標は、外部の助けを頼ることなしに出来る方法を人々に届けることなのだが、製品や施術者なしで自宅でそれができることは、まさにありがたいことだろう。
でも、たまには他人に顔を触られるのも良いものだ。スパは“ノートックス”のトレンドに応え、肌の表面だけでなく顔の輪郭を改善するトリートメントを提供している。 LAのコンラッドスパで受けた「ザ メソッド」のようなフェイシャルは、私が体験した中でも最高のものだった。このトリートメントは、しっかりとしたフェイシャルマッサージとLEDライトセラピーを組み合わせてコラーゲンを刺激するものだ。