【バスケ日本代表】A代表デビュー207㎝山ノ内勇登が見せたポテンシャル ホーバスHC「本当にいい選手」
憧れ八村塁&渡邊雄太と共闘「夢です」
世界のトップ12が集うオリンピックの舞台では、各国が強力なビッグマンを抱えており、日本はサイズの面で不利になることが予想されている。ホーバスHCがパリ五輪への課題としてリバウンドの強化を掲げているのもそのためだ。 ワールドカップではホーキンソンに大きな負担がかかっていたが、よりレベルの高いオリンピックではインサイドの層の厚みが必要になることは間違いない。リバウンドはもちろん、ディフェンスや外からのシュートなどでも貢献できれば、山ノ内が日本代表としてメンバー入りする可能性は十分にある。 約1か月後に迫ったパリ五輪。今月下旬からは渡邊雄太と八村塁のNBA組も合流する予定であり、8強入りという目標に向かって本格始動する。山ノ内と同様にアメリカの大学に進学し、NBAでも結果を残している渡邊や八村の存在は大きな刺激となっており、一緒にプレーすることが目標だという。 「(渡邊と八村は)NBA選手。いつも塁と雄太はテレビで見ていたから、目の前で見たら信じられないと思います。(パリ五輪で一緒にプレー)したいです。夢です」 12の代表枠からNBA組やワールドカップでの主力選手を除くと、残されたスポットは多くない。ここから来月上旬の韓国戦に向けて、代表争いもさらに激化していくことだろう。持ち前の万能性を武器に、山ノ内はアカツキジャパンのユニフォームをつかむことができるか。若きビッグマンの挑戦は続く。
滝澤 俊之