マスク氏の要求、裁判所は却下を 営利企業化差し止め巡り米オープンAI
Mike Scarcella [13日 ロイター] - 実業家イーロン・マスク氏が、生成AI(人工知能)サービス「チャットGPT」を開発した米オープンAIの営利企業化を差し止めるよう訴えた裁判などを巡り、同社は13日、カリフォルニア州の連邦裁判所に対し、マスク氏の要求を却下するよう求めた。 オープンAIは自社のウェブサイトで、マスク氏との間で行われたメールやメッセージのやりとりを公開。マスク氏が同社の買収に失敗し、同社を去るまでは営利企業への転換を支持していたと主張している。 マスク氏は8月、AI開発のため公共の利益より私利私欲を優先するという合意違反があったとして、オープンAIや同社のアルトマン最高経営責任者(CEO)らを提訴。11月には経営転換を暫定的に差し止るよう要求した。 オープンAIはブログの投稿で、マスク氏は「法廷ではなく市場で競うべきだ」と強調した。 マスク氏の弁護士はコメント要請に応じていない。